うる星やつら最終回の結末は?原作・1981年版・2022年版の違いを徹底比較
『うる星やつら』の最終回は、原作漫画・1981年版テレビアニメ・2022年版テレビアニメで、それぞれ結末の描き方が異なります。特に注目したいのは、ラムと諸星あたるの長い鬼ごっこが終わる瞬間です。原作漫画では、あたるが最後まで「好きだ」と口にしないまま、ラムへの特別な思いを示す名場面が描かれます。
2022年版は2024年6月20日、第46話「ボーイ ミーツ ガール ないものねだりのI Want You」をもって全46話で完結しました。一方、1981年版のテレビシリーズは1986年3月に独自の最終回を迎え、1988年公開の劇場版『うる星やつら 完結篇』が原作漫画の最終章を映像化しています。2026年11月現在の情報も踏まえ、3つのテレビ・漫画作品と劇場版の関係、結末のネタバレ、作品ごとの違いを整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 原作漫画の結末: あたるは最後までラムに「好きだ」と言わず、「いまわの際に言ってやる」と返す。
- 2022年版の最終回: 2024年6月20日放送の第46話で、原作最終章を描き切り、全46話で完結。
- 1981年版の最終回: 第195話「オールスター大宴会!うちらは不滅だっちゃ!!」で、原作とは異なるドタバタ劇を展開。
- 1988年の劇場版: 『うる星やつら 完結篇』は原作漫画の最終章を映画化した作品。
- 2026年最新情報: 2022年版のテレビシリーズは全46話で完結しており、最終回の内容に変更はない。
【まず結論】うる星やつらの最終回は原作・旧作・新作でどう違う?

最初に押さえておきたいのは、『うる星やつら』には複数の意味での最終回が存在することです。
原作漫画の完結と、1981年版のテレビアニメ終了、2022年版の完結は、同じ出来事ではありません。
原作漫画は高橋留美子によって1978年から1987年まで『週刊少年サンデー』で連載され、全34巻で完結しました。
物語の最後を飾るのは、ラムとあたるの関係を改めて問い直す「ボーイ・ミーツ・ガール」です。
これに対して、1981年版のテレビアニメは原作の連載終了前に放送を終えたため、独自のエピソードで幕を閉じました。
2022年版は原作のエピソードを選び抜いて再構成した作品で、最終章まで映像化しています。
つまり、原作に沿ったラムとあたるの最後の鬼ごっこを見たい人は、原作漫画第34巻、2022年版第46話、1988年の劇場版『完結篇』を確認すると、作品の関係が理解しやすくなります。
【原作漫画の最終回ネタバレ】ラムと諸星あたるの最後の結末
ここからは最終回の重要なネタバレを含みます。
ラムに現れた許嫁ルパと、あたるとのすれ違い
原作最終章「ボーイ・ミーツ・ガール」では、ラムの前にルパという異星人が現れます。
ルパは、過去の約束を理由にラムを許嫁として迎えようとします。
ラムはルパによって闇の宇宙へ連れ去られ、あたるとの間には誤解が生まれてしまいます。
あたるはラムを取り戻そうと行動しますが、ルパが用意したラムの偽物などに翻弄され、2人の関係は険悪になっていきます。
一方、ルパの幼なじみであるカルラとの関係も物語に絡み、単純な恋愛のすれ違いでは済まない状況へと発展します。
巨大キノコによって地球が滅亡の危機に
事態をさらに複雑にするのが、地球を覆い尽くそうとする巨大キノコです。
このキノコを取り除くためには、ルパが飼っている豚の力が必要になります。
そこでラムは、地球を救うための条件として、あたるに鬼ごっこを提案します。
条件は明確です。
あたるがラムを捕まえ、自分の気持ちを「好きだ」と言うこと。
それができれば地球を救うために豚を貸してもらえます。
しかし、あたるがその言葉を口にしなければ、ラムは地球人から宇宙人に関する記憶を消し、地球を去る覚悟を決めていました。
ここで重要なのは、最終章の鬼ごっこが、物語冒頭の地球侵略をめぐる鬼ごっこと重なる構造になっていることです。
作品の始まりと終わりが、同じ鬼ごっこによって結びついています。
あたるは最後まで「好きだ」と言わなかった
最終日の鬼ごっこでも、あたるはラムに「好きだ」と言いません。
ラムは自分の気持ちを言葉にしてほしいと願いますが、あたるは意地を張り続けます。
ところが、追いかけるあたるの持ち物から、あるものが落ちます。
それは、ラムの角でした。
あたるはラムが離れてからも、その角を大切に持ち続けていたのです。
普段は浮気性で、ラムに対して素直な態度を見せないあたる。しかし、ラムの角を手放さずにいた事実が、言葉以上に彼の気持ちを伝えます。
ラムは、あたるの本心を理解します。
そして、2人の間に交わされるのが、作品を代表する最後のやり取りです。
ラム「一生かけて言わせてみせるっちゃ」
あたる「いまわの際に言ってやる」
この言葉の意味は、死ぬ間際になったら好きだと言ってやる、というものです。
裏を返せば、あたるはその瞬間までラムと一緒にいるつもりなのです。
ラムにとっては、今すぐ聞きたい言葉を何十年先まで先延ばしにされたような返答ですが、あたるらしい不器用な愛情表現でもあります。
2人は結婚する?キスする?
原作漫画の最終回では、あたるとラムが結婚する場面は描かれていません。
また、最終章の締めくくりは、結婚式や明確な恋愛関係の宣言ではなく、2人の鬼ごっこと痴話げんかがこれからも続いていくことを感じさせるものです。
あたるは最後まで直接的な告白をしません。
しかし、ラムの角を大切に持っていたこと、ラムとの別れを拒むような言葉を発したこと、そして最後の返答を考えれば、2人の関係が単なる一方通行の恋ではないことが分かります。
小学館の公式電子書籍ストアでも、新装版第34巻をシリーズ完結巻として掲載し、地球の命運をかけた2人の鬼ごっこが決着する物語として紹介しています。
【2022年版の最終回】第46話のあらすじと結末をネタバレ解説
2022年版のテレビアニメは、原作の選りすぐりのエピソードを全4クールで映像化した作品です。
2022年10月に放送が始まり、2024年6月20日に最終回を迎えました。
第46話「ボーイ ミーツ ガール ないものねだりのI Want You」
最終回の正式なサブタイトルは「ボーイ ミーツ ガール ないものねだりのI Want You」です。
公式サイトに掲載された第46話のあらすじでは、カルラのうっかりによって地球が巨大キノコに覆われ、滅亡の危機に陥ります。
巨大キノコを取り除けるのは、ルパが飼っている豚だけです。
地球を救うため、ラムはあたるに最後の鬼ごっこを挑みます。
ラムが提示した条件は、あたるが自分を捕まえたいなら「好きだ」と言うこと。
好きと言ってほしいラムと、どうしても素直になれないあたる。最終回は、2人の長い関係を象徴する最後の勝負として展開します。
2022年版でも最後のセリフは同じ?
答えは、基本的に原作の結末を踏襲しています。
あたるは最後までラムに直接「好きだ」と告白しません。
しかし、彼が持っていたラムの角が、ラムにとって大切な意味を持つことになります。
そして最後には、原作でも印象的だった「今際の際に言ってやる」という言葉が描かれます。
このセリフについて、2024年6月21日配信のABEMA TIMESの記事は、あたるの遠回しな愛情表現として取り上げました。
あたるの態度は、最後まで変わらないように見えます。
それでも、ラムを大切に思っていることは、彼の行動から伝わってくるのです。
2022年版はなぜ全46話で終了したのか
2022年版は、最初から全4クールの作品として企画されていました。
2022年1月1日の公式発表では、小学館創業100周年を記念して、原作から選び抜いたエピソードを全4クールで完全新作アニメ化することが発表されています。
その後、2022年10月から第1期、2024年1月から第2期が放送され、最終的に全46話となりました。
フジテレビの番組情報では、2024年6月20日をもって放送終了と記録されています。
また、公式サイトは2024年6月21日付で全46話の最終回を迎えたことを報告し、THANK YOU!ビジュアルを公開しました。
したがって、途中で打ち切られた作品ではなく、予定された4クールのアニメ化を完結させた作品として理解するのが正確です。
【1981年版の最終回】旧作アニメは原作と違う独自の結末だった
1981年版のテレビアニメは、2022年版とは異なる終わり方をしています。
放送期間は1981年10月14日から1986年3月19日まで。全195話で構成されました。
原作漫画が1987年まで連載されていたため、テレビシリーズの終了時点では、漫画の本当の最終章はまだ完結していませんでした。
旧作テレビアニメの最終話は「オールスター大宴会!」
1981年版の最終話は、第195話「オールスター大宴会!うちらは不滅だっちゃ!!」です。
物語は、友引町の住人たちに仮装大会の招待状が届くところから始まります。
友引高校で大規模な仮装大会が開催され、日本神話にまつわる展開へと進んでいきます。
さらに、太陽神アマテラスまで登場し、ラムとあたるのいつもの騒動が巻き起こります。
アマテラスが天岩戸に隠れてしまうことで世界が闇に包まれ、周囲の人物たちも巻き込んだ大騒ぎになります。
そして、天岩戸に閉じ込められたあたるとラムがキスをする場面も登場します。
2人のキスは周囲にも目撃され、面堂をはじめとする仲間たちが大騒ぎするという、旧作らしいドタバタ劇で物語が幕を閉じます。
原作漫画の最終章のように、地球の命運をかけた最後の鬼ごっこで締めくくられるわけではありません。
1988年の劇場版『完結篇』は何が違う?
ここで混同されやすいのが、1988年2月6日公開の劇場版『うる星やつら 完結篇』です。
この作品は、1981年版テレビシリーズの最終話ではありません。
原作漫画の最終章「ボーイ・ミーツ・ガール」を映画化した作品です。
物語では、ラムの許嫁を名乗るルパが登場し、ラムを闇の宇宙へ連れ去ります。
あたるはラムを救出するために行動しますが、誤解やすれ違いによって2人の関係はさらに複雑になります。
その後、巨大キノコによる地球の危機が発生し、ラムとあたるは最後の鬼ごっこに挑むことになります。
映画情報を掲載する映画.comやファミリー劇場も、この作品が原作漫画の最終話を映像化した作品であることを紹介しています。
つまり、旧作テレビアニメの最終回と、原作に基づいた劇場版の結末は別物です。
旧作のキスシーンを見たい場合はテレビシリーズ最終話、原作に沿った最後の鬼ごっこを見たい場合は劇場版『完結篇』を選ぶ必要があります。
【歴代最終回を比較】原作漫画・旧作・新作・劇場版の違い一覧
ここまで紹介した4作品を整理すると、次のようになります。
| 作品 | 完結時期・話数 | 最終回の内容 | ラムとあたるの結末 |
|---|---|---|---|
| 原作漫画 | 1987年・全34巻 | ボーイ・ミーツ・ガール | 「いまわの際に言ってやる」という返答で締めくくる |
| 1981年版テレビアニメ | 1986年3月・全195話 | オールスター大宴会! | 天岩戸の中でキスする独自の展開 |
| 劇場版・完結篇 | 1988年2月公開 | 原作最終章の映画化 | ラムの角をめぐるエピソードと原作に沿った結末 |
| 2022年版テレビアニメ | 2024年6月・全46話 | 第46話「ないものねだりのI Want You」 | 原作の名セリフを踏襲した結末 |
※連載時期・巻数は小学館関連資料、アニメの放送情報は各作品の公式情報や番組資料に基づいています。
原作とアニメの違いで特に注目したい3つのポイント
1. 旧作テレビアニメだけは独自のラスト
1981年版は原作の連載完結前に放送を終えたため、最終回にオリジナルエピソードを採用しました。
その結果、原作の最後の鬼ごっことは異なる、キスを含むコミカルな結末になっています。
2. 2022年版は原作のラストを現代の映像表現で再構成
2022年版は最終章まで映像化し、原作の重要なセリフや展開を受け継ぎました。
旧作とは異なり、原作を読んだ人も結末を確認しやすい構成です。
3. 1988年の劇場版は旧作と原作をつなぐ重要作品
テレビシリーズが終わった後に公開された『完結篇』は、原作最終章の映画化です。
旧作のキャストで原作の最後を見られる点が特徴です。
この4作品を比較すると、単にアニメの制作年代が違うだけではなく、物語のどこを最終地点とするかによって、作品の印象まで変わることが分かります。
【最終回のその後と2026年最新情報】ラムとあたるはどうなった?
最終回を見た人が気になるのは、あたるとラムがその後どうなったのかという点でしょう。
2人は結婚したのか
原作漫画、2022年版アニメともに、最終回で2人の結婚式が描かれるわけではありません。
あたるがラムに正式なプロポーズをする場面もありません。
しかし、「いまわの際に言ってやる」というセリフには、これからもラムと一緒に過ごすというニュアンスが込められています。
ラムもまた、あたるからいつか本当の言葉を聞き出すつもりでいます。
2人の関係は、恋愛のゴールを迎えたというより、これからも続いていく関係として描かれています。
あたるは本当にラムを好きだったのか
ここは作品を読み解くうえで重要なポイントです。
あたるは作中で何度もほかの女性に目移りします。ラムに対しても素直ではなく、好きという気持ちを直接言葉にすることを避け続けています。
しかし、最後の鬼ごっこでは、ラムの角を大切に持っていたことが明らかになります。
これは、あたるがラムとの関係を単なる成り行きとして受け入れていたわけではないことを示す重要な描写です。
また、ラムが地球からいなくなる可能性を前にして、あたるが「忘れるもんか」と叫ぶ場面も、2人の関係を考えるうえで欠かせません。
あたるの愛情は、分かりやすい告白ではなく、意地や行動の中に表れているのです。
2026年11月時点で続編や新しい最終回はある?
2026年11月1日時点で、2022年版テレビアニメの公式作品情報は全46話のシリーズとして掲載されています。
フジテレビの番組情報でも、2024年6月20日放送終了という記録が残っています。
2024年6月21日には、公式サイトが最終回を迎えたことを発表し、神谷浩史と上坂すみれのコメントも公開しました。
2026年時点で、テレビシリーズの第47話や新たな最終回への変更を告知する公式発表は確認できません。
したがって、現在も基本となる完結地点は第46話です。
なお、作品の再放送や配信、関連商品などと、新作アニメの制作決定は別の情報です。新作の有無を確認する場合は、アニメ公式サイトやアニプレックス、フジテレビの作品情報を基準にするとよいでしょう。
【よくある質問】うる星やつらの最終回に関するFAQ
Q1:うる星やつらの原作漫画の最終回は何巻ですか?
A1:小学館の少年サンデーコミックス新装版では第34巻です。最終章「ボーイ・ミーツ・ガール」が収録され、ラムとあたるの最後の鬼ごっこが描かれています。
Q2:うる星やつらの2022年版は何話で最終回を迎えましたか?
A2:全46話です。最終回は2024年6月20日放送の第46話「ボーイ ミーツ ガール ないものねだりのI Want You」です。
Q3:最終回であたるはラムに好きだと言いましたか?
A3:原作漫画と2022年版では、あたるは最後まで直接「好きだ」とは言いません。「いまわの際に言ってやる」という不器用な返答で、ラムへの気持ちを示します。
Q4:1981年版アニメの最終回は原作と同じですか?
A4:違います。1981年版の最終話は「オールスター大宴会!うちらは不滅だっちゃ!!」という独自エピソードです。仮装大会やアマテラスの登場、ラムとあたるのキスなどが描かれます。
Q5:1988年の劇場版『完結篇』は見る必要がありますか?
A5:旧作アニメのキャストで原作漫画の最終章を楽しみたい人にはおすすめです。1981年版テレビアニメの最終回とは別作品で、原作の「ボーイ・ミーツ・ガール」を映画化しています。
Q6:ラムとあたるは最終的に結婚しますか?
A6:原作漫画と2022年版の最終回では、結婚したことは明確に描かれていません。2人の関係がこれからも続いていくことを感じさせる形で物語は終わります。
まとめ:うる星やつらの最終回は「あたるらしい愛情表現」が最大の見どころ
『うる星やつら』の最終回は、原作漫画・1981年版テレビアニメ・2022年版テレビアニメで、それぞれ異なる魅力があります。
原作漫画と2022年版の中心にあるのは、ラムとあたるの最後の鬼ごっこです。
あたるは最後まで「好きだ」と言わず、「いまわの際に言ってやる」と返します。言葉では素直になれないあたると、そんな彼の気持ちを受け止めるラム。2人の関係を象徴する結末です。
一方、1981年版テレビアニメはキスを含むオリジナルのドタバタ劇で完結し、1988年の劇場版『完結篇』が原作の最終章を映像化しました。
2026年に改めて作品を楽しむなら、次の基準で選ぶとよいでしょう。
- 原作本来の結末を知りたい人:原作漫画第34巻
- 令和の映像で最後まで楽しみたい人:2022年版第46話
- 昭和のテレビアニメ独自の結末を見たい人:1981年版第195話
- 旧作の声優陣で原作の最終章を見たい人:1988年の劇場版『完結篇』
何十年もの間、ラムが求め続けた「好き」という一言。あたるは最後までそれを口にしませんでした。
それでも、ラムの角を大切に持ち続けた行動と、最後の一言には、彼なりの愛情が込められています。
「いまわの際に言ってやる」
この言葉こそ、ラムとあたるの物語を締めくくる、誰よりもあたるらしい愛情表現なのです。