【視聴者の評判・評価】性教育ドラマとして高評価?賛否両方を検証

目次

『17.3 about a sex』は、恋愛ドラマとしての楽しさと、性教育作品としての学びを両立させようとした作品だ。

配信開始直後から反響があり、2020年9月19日のABEMA TIMESの記事では、初回配信後に大きな共感が寄せられ、当時のABEMAオリジナルドラマ史上最多のコメント数を記録したと報じられた。

Filmarksでの評価と視聴者の感想

17.3 about a sex

映画・ドラマレビューサイトFilmarksでは、作品の評価は4.0点、レビュー投稿数は1,165件と表示されている(確認時の掲載データ)。

投稿内容からは、主に次のような評価傾向が読み取れる。

好意的な評価

- 学校や家庭では詳しく話しにくい性のテーマを学べる。
- 高校生の恋愛や身体の悩みを題材にしていて共感しやすい。
- 性的指向やアセクシュアリティなど、多様な価値観を知るきっかけになる。
- 堅苦しい教材ではなく、ドラマとして楽しみながら知識を得られる。
- 若い世代だけでなく、親世代にも考えるきっかけを与えている。

批判的な評価

- 1話ごとに扱うテーマが多く、展開が慌ただしく感じられる。
- 問題提起から解決までが早く、現実の悩みより簡単に解決しているように見える。
- 性教育のメッセージが前面に出るため、純粋な恋愛ドラマを期待すると好みが分かれる。
- 登場人物の価値観の変化に、もう少し時間をかけてほしいという意見もある。

こうした評価の違いは、作品の性格を考えると自然なものだ。

本作は、登場人物の成長を何年にもわたって追う長編ドラマではない。全9話という限られた構成の中で、性にまつわる複数の問題を取り上げる教育的な側面が強い。

そのため、人物描写をじっくり楽しみたい人には展開が早く感じられる一方、性に関するテーマを幅広く知りたい人には充実した内容になっている。

専門家による評価と作品の社会的意義

作品の価値を考えるうえで注目したいのが、2020年10月に実施された高校生向け特別授業だ。

ドラマの制作関係者と医療監修者が実際の高校生と性について話し合ったことは、作品が単なる話題作にとどまらず、教育的な対話の材料として活用されたことを示している。

また、2025年の『Seventeen』関連資料にも本作が性や妊娠についての情報源として記載されていた。

作品の配信開始から数年が経過した後も、性教育を考えるためのコンテンツとして参照されている点は評価できる。

【漫画版・配信状況】『17.3 about a sex ~私たちのリアル~』はどこで読める?

2022年に集英社のyoi comicで漫画化

『17.3 about a sex』には、ドラマを原作とした漫画版も存在する。

タイトルは『17.3 about a sex ~私たちのリアル~』。集英社のウェルネスメディア「yoi」が展開する漫画企画、yoi comicで2022年1月19日に連載が始まった。

作画を担当したのは泉条ちえり、原作はABEMAだ。

漫画版でも、高校2年生の咲良、紬、祐奈の3人を中心に、恋愛と友情、性に関する悩みが描かれる。

取り上げるテーマは、次のようなものだ。

- 初めてのセックスに対する不安
- 避妊についての正しい知識
- 婦人科を受診することへの抵抗感
- セクシュアリティや恋愛観の違い
- 周囲の価値観と自分の気持ちとの葛藤

2022年2月2日には、yoiで漫画版の第8話公開が告知された。紬が幼なじみの康太から突然キスされ、自分の気持ちとの違いに戸惑う展開も描かれている。

映像作品とは違い、自分のペースで読み進められるのが漫画版の魅力だ。

また、集英社が身体・心・性をテーマにしたウェルネス分野で展開するコンテンツの一つとして位置付けられている点も興味深い。

2026年10月のドラマ配信状況

ドラマ本編については、ABEMAの公式番組ページに作品情報が残されており、ABEMAビデオで視聴可能な作品として案内されている。

2026年3月27日更新の配信情報では、次のように紹介されていた。

- ABEMA:第1話から第3話は無料、第4話から第9話はプレミアム対象。
- YouTube:第1話のみの配信情報が掲載。
- TVer:配信対象として確認されていない。
- その他の動画配信サービス:全9話の継続的な取り扱いを確認できる情報は限られる。

ただし、2026年10月31日時点の各話の無料・有料区分について、すべての変更が反映されているとは限らない。実際に視聴する際は、ABEMAの作品ページで最新の視聴条件を確認したい。

特に、ABEMAの無料配信とプレミアム対象作品は異なるため、全9話を一気に見たい場合は各話の再生条件を確認してから登録を判断するのがよい。

【17.3 about a sexに関するよくある質問(FAQ)】

Q1:17.3 about a sexのタイトルの意味は?

A1:初体験の世界平均年齢として作品内で紹介される「17.3歳」に由来する。物語では、この数字を知った女子高校生3人が、自分たちの恋愛観や性に対する考え方を見つめ直していく。

Q2:17.3 about a sexは全何話?

A2:全9話。2020年9月17日に第1話から第3話までが一挙配信され、10月29日に最終話が公開された。

Q3:永瀬莉子、田鍋梨々花、秋田汐梨は何役?

A3:永瀬莉子が清野咲良、田鍋梨々花が原紬、秋田汐梨が皆川祐奈を演じる。性に対する考え方が異なる女子高校生3人が物語の中心だ。

Q4:17.3 about a sexの医療監修は誰?

A4:埼玉医科大学病院産婦人科の高橋幸子医師が担当した。避妊、生理、妊娠、性感染症などの知識を作品に取り入れている。

Q5:漫画版はどこで読める?

A5:集英社のウェルネスメディア「yoi」のyoi comicで連載された。タイトルは『17.3 about a sex ~私たちのリアル~』で、泉条ちえりが作画、ABEMAが原作を担当している。

Q6:2026年現在、どこで視聴できる?

A6:ABEMAの公式番組ページからABEMAビデオの作品情報を確認できる。無料視聴できる話数やプレミアム対象の区分は変更される可能性があるため、視聴前に各話の配信条件を確認したい。

まとめ:『17.3 about a sex』が2026年にも伝える性教育の本質

『17.3 about a sex』は、永瀬莉子、田鍋梨々花、秋田汐梨が演じる女子高校生3人を通して、恋愛や性に関する悩みを描いた全9話のABEMAオリジナルドラマだ。

タイトルの17.3歳という数字をきっかけに、初体験、避妊、生理、妊娠、性的同意、性的指向、身体へのコンプレックスなど、幅広いテーマを取り上げている。

産婦人科医・高橋幸子による医療監修や、実際の高校生を対象にした特別授業、集英社による漫画化など、ドラマの枠を越えた展開も特徴的だ。

【プロの結論】この作品を見る価値がある人とは?

特におすすめしたいのは、次のような人だ。

- 性教育について正しい知識を身につけたい中高生。
- 恋愛や性について、周囲と自分の価値観の違いに悩んでいる人。
- 性的同意やセクシュアリティについて理解を深めたい人。
- 子どもとの性教育や親子のコミュニケーションを考えている保護者。
- 恋愛ドラマを楽しみながら社会的なテーマにも触れたい人。

一方、恋愛の心理描写を長期間かけて掘り下げる作品や、性教育的なメッセージを含まない純粋な青春恋愛ドラマを求める人には、少し違った印象になる可能性がある。

作品を評価する際に大切なのは、登場人物の選択を正解・不正解だけで判断しないことだ。

初体験の年齢に決まった正解はない。恋愛をするかどうか、性行為を望むかどうか、誰を好きになるかも、人それぞれ異なる。

そして、相手の意思を尊重し、自分の意思も大切にすることは、年齢や性別に関係なく必要な考え方である。

2025年の『Seventeen』の調査資料でも、女子中高生が性に関する情報源として本作を挙げている。2026年に改めて見ても、単なる懐かしい青春ドラマではなく、家庭や学校で性について話し合うための入口として価値を持つ作品だ。

『17.3 about a sex』が伝えているのは、17.3歳までに何かを経験しなければならないということではない。

自分の身体と気持ちを知り、他人との違いを認め、納得できる選択をすること。そのメッセージこそが、全9話を通して受け取るべき最大の見どころだ。

主な参照資料・確認先

- ABEMA公式番組情報、WEBザテレビジョンの全9話・出演者情報:
- BuzzFeed News、ABEMA TIMESの医療監修・性的同意・性教育関連記事:
- 集英社「yoi」の漫画版紹介:
- Filmarksの評価・レビュー:
- こども家庭庁関連資料・2025年Seventeen独自調査:
- 2026年の配信情報: