【実践編】豚バラ肉の脂質を落とす方法5選!カロリーを抑える調理のコツ

目次

豚バラ肉のおいしさを残しながら脂質を抑えるには、調理前の下処理と加熱方法を工夫することが効果的です。完全に脂質を取り除くことはできませんが、余分な脂を料理に残さない工夫はできます。

1. フライパンで焼いて余分な脂を取り除く

豚バラ栄養

豚バラ肉を焼くと、加熱によって脂が溶け出します。肉から出た脂をそのまま炒め油として使い続けるのではなく、途中でキッチンペーパーなどに吸わせると、料理全体の油脂量を調整できます。

特に炒め物では、追加のサラダ油を使わず、豚バラ肉から出る脂を利用して野菜を炒める方法がおすすめです。

2. ゆでて湯切りする

しゃぶしゃぶや下ゆでは、豚バラ肉の脂を湯に移す調理方法です。ゆで上がった肉をしっかり湯切りすれば、脂を含むゆで汁を一緒に摂取することを避けられます。

ただし、長時間ゆでればよいというわけではありません。肉が硬くなりやすく、ビタミンB1などの水溶性成分がゆで汁に移る可能性もあります。食感と栄養のバランスを考え、適切な加熱時間に調整しましょう。

3. 調理前に目立つ脂身を切り落とす

購入した豚バラ肉の脂身が厚い場合は、調理前に目立つ部分を取り除く方法もあります。白い脂身を少し減らすだけでも、使用する脂質の量を調整できます。

ただし、脂身を取り過ぎると豚バラ肉ならではの柔らかさや風味が弱くなるため、料理の目的に応じて調整するのが現実的です。

4. 余分な油を吸い取ってから盛り付ける

焼き上がった豚バラ肉をキッチンペーパーの上に置き、表面に残った油を軽く吸い取る方法です。手軽にできるため、家庭料理にも取り入れやすい工夫です。

ただし、吸い取れるのは主に表面の油です。肉の内部に含まれる脂質まで取り除けるわけではありません。

5. 野菜やきのこと組み合わせる

キャベツ、もやし、白菜、きのこ類などを組み合わせれば、豚バラ肉の使用量を抑えながら、料理全体のボリュームを確保できます。

例えば豚バラ肉の野菜炒めなら、肉を主役にし過ぎず、野菜を多めにすることで脂質とエネルギーの摂取量を調整しやすくなります。

脂質を抑えたい人におすすめの調理方法



しゃぶしゃぶ

おすすめ
湯に脂を移し、湯切りして食べる。野菜も一緒に摂りやすい。


網焼き

おすすめ
余分な脂を下に落としやすい。焼き過ぎによる乾燥には注意。


野菜炒め

追加の油を控え、野菜を多めにして肉の使用量を調整する。


【ダイエット検証】豚バラ肉は太る?脂質と飽和脂肪酸の注意点

豚バラ肉はダイエット中に食べてはいけない食品なのでしょうか。答えは、必ずしもそうではありません。体重の増減には、豚バラ肉だけでなく、日々の食事全体から摂取するエネルギーと消費エネルギーのバランスが関係します。

豚バラ肉は食べる量によってカロリーが大きく変わる

豚バラ肉の生100gは366kcalです。量を変えるだけでも摂取エネルギーと脂質量には大きな差が生じます。


豚バラ肉の量別カロリーシミュレーション
{@body const [grams,setGrams] = DIL.useState(50)}


生肉の使用量

{grams}g





20g
200g



エネルギー

{Math.round(grams3.66)}kcal




脂質

{(grams0.354).toFixed(1)}g




たんぱく質

{(grams0.144).toFixed(1)}g




ビタミンB1

{(grams0.0051).toFixed(2)}mg




文部科学省の生100g当たりの数値から算出した概算。調味料や追加の油は含みません。

例えば50gなら183kcal、80gなら約293kcalです。100gを200gに増やせば、エネルギーも単純計算で732kcalになります。

一食に何グラム食べるべきかについて、豚バラ肉だけに適用される公的な統一基準はありません。脂質を控えたい人が家庭料理に使う場合は、まず生肉50〜60g程度を目安にし、ほかのたんぱく質食品や献立全体とのバランスで調整する方法があります。

飽和脂肪酸の摂り過ぎにも注意

豚バラ肉の脂質で見落としやすいのが飽和脂肪酸です。文部科学省の食品成分データでは、生100g当たり14.6g含まれています。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、成人の飽和脂肪酸の目標量は総エネルギー摂取量の7%以下です。

仮に1日の摂取エネルギーを2,000kcalとした場合、7%相当は飽和脂肪酸約15.6gです。豚バラ肉100gだけで約14.6gを摂取する計算になるため、ほかの肉類、乳製品、菓子類などから摂る飽和脂肪酸も含めて考える必要があります。

脂質を気にする場合は、豚バラ肉を食べる頻度や量を調整し、魚、大豆製品、脂身の少ない肉なども取り入れることが現実的です。

豚バラ肉ダイエットでよくある3つの誤解

誤解1:糖質が少ないから太らない。

豚バラ肉の炭水化物は0.1gですが、脂質が35.4gあります。糖質が少なくても高カロリーになり得るため、糖質量だけで判断するのは適切ではありません。

誤解2:焼けば脂質がなくなる。

焼くことで脂が落ちる場合はありますが、すべての脂質がなくなるわけではありません。焼いた肉100g当たりの脂質は、成分表では43.9gです。水分減少による濃縮も考慮する必要があります。

誤解3:ビタミンB1が多いから脂肪を燃焼できる。

ビタミンB1は糖質代謝に関係する栄養素ですが、豚バラ肉の脂質や食事全体の過剰なエネルギーを帳消しにするものではありません。

【失敗しない選び方】豚バラ肉がおすすめな人・控えたい人

豚バラ肉の栄養価は、食べる目的によって評価が変わります。脂質を抑えたいからといって、すべての料理で豚バラ肉を避ける必要はありません。

豚バラ肉がおすすめな人

- 脂身のうま味や柔らかな食感を料理に生かしたい人
- 少量でも満足感のある料理を作りたい人
- 野菜やきのこと組み合わせて献立を作りたい人
- 食事全体のエネルギー量を管理しながら、肉料理を楽しみたい人

豚バラ肉を控えめにしたい人

- 脂質や飽和脂肪酸の摂取量を管理している人
- たんぱく質を効率よく摂りながらカロリーを抑えたい人
- 脂身の多い料理を頻繁に食べる習慣がある人
- 食事全体のエネルギー量が多くなりやすい人

たんぱく質を重視するなら豚もも肉、脂質とのバランスを重視するなら豚ロース、風味やコクを重視するなら豚バラ肉という使い分けが合理的です。

豚バラ肉を選ぶかどうかは、部位の優劣ではなく、料理の目的と一日の栄養バランスによって判断するとよいでしょう。

【豚バラ肉の栄養】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:豚バラ肉100gのカロリーは何kcalですか? A1:文部科学省の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」では、大型種肉の脂身つき・生100g当たり366kcalです。脂質は35.4g、たんぱく質は14.4gです。

Q2:豚バラ肉は焼くとカロリーが低くなりますか? A2:100g当たりで比較すると、成分表では生366kcalに対して焼き444kcalです。焼くと水分が減って栄養成分が濃縮されるため、100g当たりの数値は高くなります。実際の摂取エネルギーは、調理前の肉の量や脂の流出量によって変わります。

Q3:豚バラ肉をゆでると脂質は落ちますか? A3:脂の一部が湯に移るため、ゆで汁を捨てて湯切りすれば脂質の摂取を抑えやすくなります。ただし、肉に残る脂質の量は調理条件によって変わります。

Q4:豚バラ肉と豚もも肉はどちらがダイエット向きですか? A4:カロリーと脂質を抑えたい場合は豚もも肉が向いています。生100g当たりで、豚もも肉は171kcal、脂質10.2g、たんぱく質20.5gです。豚バラ肉は366kcal、脂質35.4g、たんぱく質14.4gです。

Q5:豚バラ肉は一食何グラムまで食べてよいですか? A5:一律の上限量はありません。脂質を控えたい場合の料理上の目安として50〜60g程度から調整するとよいでしょう。ほかのおかずや一日の総エネルギー量も考慮してください。

Q6:豚バラ肉にはビタミンB1が多く含まれていますか? A6:生100g当たり0.51mg含まれています。糖質の代謝に関係する栄養素ですが、豚肉の部位では豚もも肉のほうが多く、同じ条件の生100g当たり0.90mgです。

まとめ:豚バラ肉は量と調理方法を工夫して賢く食べる

豚バラ肉は、生100g当たり366kcal、脂質35.4g、たんぱく質14.4g、ビタミンB1 0.51mgという栄養構成です。脂質が多い一方で、たんぱく質やビタミンB1も含むため、単純に栄養価の低い食品と判断することはできません。

2026年時点で確認できる文部科学省の食品成分データを踏まえると、押さえておきたいポイントは次の3つです。

- カロリー管理: 100g当たり366kcalを基準に、使用量を調整する。
- 脂質対策: 焼く、ゆでる、湯切りするなどの方法で余分な脂を減らす。
- 部位選び: 高たんぱく・低脂質を優先するなら豚もも肉、風味を重視するなら豚バラ肉を選ぶ。

豚バラ肉を無理に食事から排除する必要はありません。使用量を調整し、野菜やほかのたんぱく質食品と組み合わせれば、日々の献立に取り入れられます。大切なのは、一つの食品だけに注目せず、食事全体の栄養バランスを整えることです。

主な参考資料

  • 文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」
  • 文部科学省「食品成分データベース」豚肉・大型種肉の各食品データ
  • 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
  • 農林水産省「脂質のとりすぎに注意」
  • 国立健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報