高速道路の大雪通行止め2026最新情報|発生区間・解除見込み・冬道対策を徹底解説

目次

2026年の冬も、高速道路では大雪による通行止めや予防的通行止めが各地で発生した。2026年4月22日にNEXCO東日本が公表した令和7年度の雪氷対策資料によると、同社管内の雪による通行止めは495回に達し、前年度から約85%増加している。北陸道、関越道、上信越道、磐越道などでは、降雪予測に基づく早期の通行止めも実施された。

高速道路の大雪通行止めで特に気になるのは、「どの区間が閉鎖されているのか」「いつ解除されるのか」「一般道への迂回は可能なのか」という3点だ。2026年1月から3月にかけてのNEXCO各社の発表を整理すると、通行止めの対象区間や解除までの流れには、一定の傾向が見えてくる。JARTICやiHighwayの使い分け、冬用タイヤ規制とチェーン規制の違いも押さえておきたい。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

  • 2026年の通行止め実績:北陸道・関越道・上信越道・磐越道・道央道などで大雪による通行止めや予防的通行止めが実施された。
  • 解除見込みの確認方法:JARTICの道路交通情報、iHighwayの作業状況・解除通知、NEXCO各社の公式発表を組み合わせるのが基本。
  • 雪道対策:スタッドレスタイヤを全輪に装着し、タイヤチェーンを携行する。チェーン規制ではスタッドレスタイヤだけでは通行できない。

【2026年の高速道路大雪通行止めはどこで発生した?】実際の規制区間を整理

高速道路大雪通行止め

2026年の大雪による通行止めは、東北・北陸・信越地方だけでなく、中国地方や北海道にも広がった。特徴的だったのは、降雪が本格化する前に実施された予防的通行止めと、実際に車両がスタックしたことで発生した通行止めの両方が確認されたことだ。

2026年1月2日:中国地方の浜田道で予防的通行止め

NEXCO西日本は2026年1月2日、強い冬型の気圧配置による大雪予測を受け、中国地方の高速道路で予防的通行止めを実施した。

対象となったのは、E74浜田自動車道の千代田JCT~大朝IC間。同日12時から上下線で通行止めを開始する計画が発表された。

この規制は、大雪による大規模な車両滞留を防ぐことが目的だった。高速道路上で車両が動けなくなると、後続車両の移動だけでなく除雪作業や救急活動にも影響が及ぶため、早い段階で交通を遮断する判断が取られた。

2026年1月3日:広島岩国道路・山陽道でスタック発生

同じ中国地方では、1月2日夜から3日にかけて、別の深刻な交通障害も発生した。

NEXCO西日本の発表によると、E2広島岩国道路の廿日市JCT・IC~大竹IC間と、E2山陽自動車道の大竹IC~熊毛IC間で、積雪にもかかわらずノーマルタイヤで走行した車両によるスタックが発生した。

広島岩国道路では1月2日21時41分から、山陽道では1月3日4時10分から通行止めとなり、スタック車両や滞留車両の排出と除雪作業が行われた。

その後、1月3日13時55分から14時35分にかけて順次解除された。この事例は、冬用タイヤを装着していない車両が、道路全体の通行止めにつながり得ることを示している。

2026年1月21日~22日:北陸道・関越道・上信越道で広域規制

2026年1月下旬には、北陸地方を中心に強い冬型の気圧配置が続き、広範囲で大雪が予想された。

国土交通省北陸地方整備局、関東地方整備局、NEXCO東日本、中日本高速道路などは、交通障害を防ぐため、高速道路と並行する国道の同時通行止めを計画・実施した。

主な対象は、北陸道の朝日IC以東、関越道、上信越道など。1月21日20時から実施されたNEXCO東日本管内の予防的通行止めは、翌22日6時から7時にかけて順次解除された。

さらに中部・近畿地方でも、名神高速道路、東海環状道、北陸道、舞鶴若狭道などで予防的通行止めが実施された。高速道路だけでなく国道8号・21号・365号なども対象となり、一般道を使えば必ず迂回できる状況ではなかった。

2026年1月24日・3月7日にも通行止め

1月24日には磐越道の会津若松IC~安田IC間で、5時から13時まで予防的通行止めが行われた。

3月7日には北海道の道央道で、伊達IC~登別室蘭IC間が0時から10時まで通行止めとなった。

このように、2026年の大雪による交通規制は、1月だけで終わったわけではない。北海道などでは3月にも雪による通行止めが発生しており、冬の終盤まで道路情報の確認が必要だった。

【NEXCO東日本の2026年公表資料】大雪通行止めの回数と実施区間を比較

2026年の雪道対策を理解するうえで重要なのが、NEXCO東日本が2026年4月22日に公表した「令和7年度の雪氷対策状況」だ。

同資料では、2025年11月1日から2026年3月31日までの冬期実績がまとめられている。雪による通行止めは495回で、前年度と比較して約85%増加した。通行止め量も約9.4万km・hとなり、前年度より約47%増えている。

雪による通行止めの増加を示す数字

注目したいのは、通行止めの原因だ。公表資料の内訳では、路面積雪による通行止めが55回だったのに対し、視界不良による通行止めは440回だった。

つまり、大雪時の高速道路では、路面に積もった雪だけでなく、吹雪や視界の悪化も通行止めの大きな要因となる。スタッドレスタイヤを装着していても、安全な走行が難しい状況は発生する。

また、2026年1月21日から2月10日までの累計降雪量は、NEXCO東日本の調査で次のように報告されている。

  • 北海道・道央道の北広島IC:145cm
  • 青森県・青森道の青森中央IC:277cm
  • 新潟県・関越道の魚沼IC:315cm

とりわけ関越道の魚沼ICでは、対象期間の累計降雪量が315cmに達した。こうした記録的な降雪が長時間続けば、通常の除雪だけでは対応しきれず、集中除雪のための通行止めも必要になる。

2025年度にNEXCO東日本が実施した予防的通行止め

同社は、大規模な車両滞留の回避と集中除雪による早期開放を目的に、2025年度に計4事象の予防的通行止めを実施した。総延長は約454km、通行止め量は約4,326km・hだった。

実施時期 道路・対象区間 通行止め開始 通行止め解除
2026年1月11日 磐越道・会津坂下IC~安田IC 16時 22時
2026年1月21~22日 北陸道・朝日IC~上越IC 1月21日20時 1月22日6時
2026年1月21~22日 北陸道・上越IC~三条燕IC 1月21日20時 1月22日7時
2026年1月21~22日 関越道・六日町IC~長岡JCT 1月21日20時 1月22日7時
2026年1月21~22日 上信越道・長野~上越JCT 1月21日20時 1月22日6時
2026年1月24日 磐越道・会津若松IC~安田IC 5時 13時
2026年3月7日 道央道・伊達IC~登別室蘭IC 0時 10時

なお、表の区間はNEXCO東日本が公表した2025年度の予防的通行止め実績であり、2026年11月1日現在の通行止め区間を示すものではない。

同社は前年度には計9事象、総延長約1,234kmの予防的通行止めを実施していた。単純に回数や距離だけで対策の成否を判断することはできないが、2025年度は予防的通行止めによって大規模な車両滞留の発生を回避できたと総括している。

週1回以上高速道路を利用する人の約9割が予防的通行止めを認知していたというアンケート結果も公表された。通行止めを単なる交通規制としてではなく、利用者の安全を守るための防災措置として理解する動きが広がっている。

【なぜ大雪の前に通行止めになる?】予防的通行止めの仕組みと解除の判断基準

大雪が降っていない段階で高速道路が通行止めになると、利用者からは早すぎる規制に見えることもある。しかし、予防的通行止めには明確な目的がある。

目的は大規模な立ち往生を発生させないこと

従来の道路管理では、実際に道路が通れなくなってから通行止めにする対応も行われていた。しかし、積雪が急速に増える状況では、車両が立ち往生してから規制を始めても、除雪作業に必要なスペースを確保できないことがある。

大型トラックなどが坂道で動けなくなると、後続車両も進めなくなる。さらに、車列が長くなるほど除雪車両が現場に入れず、復旧作業が遅れるという悪循環が生じる。

車内に長時間とどまることになれば、燃料不足、低体温症、一酸化炭素中毒、食料やトイレの問題など、乗員の生命や健康にも影響する。

そのため、国土交通省と高速道路会社は人命を最優先に、大規模な車両滞留を回避するという方針を掲げている。

予防的通行止めが実施されるまでの流れ

一般的な判断の流れは、次のようになっている。

  1. 気象予測の確認:強い寒気や大雪の予報をもとに、降雪量や継続時間を分析する。
  2. 現地状況の確認:積雪状況、路面の状態、交通量、車両の走行状況などを確認する。
  3. 通行止めの判断:安全な通行が難しくなると判断した場合、対象区間の閉鎖を決定する。
  4. 関係機関との調整:並行する国道などについても、必要に応じて同時通行止めを調整する。
  5. 集中除雪・排雪:通行車両がいない状態で除雪や路面整備を進める。
  6. 安全確認と解除:安全な交通を確保できた段階で通行止めを解除する。

重要なのは、降雪予測だけで機械的に決定するわけではない点だ。現地の積雪や路面状況、交通状況などを踏まえて関係機関が判断する。

高速道路と並行する一般道も同時に閉鎖される理由

大雪時には、高速道路の通行止めを受けた車両が並行する国道へ集中する可能性がある。高速道路だけを閉鎖しても、一般道で大型車が立ち往生すれば、同じような交通障害が発生しかねない。

2026年1月21日の北陸地方でも、高速道路と国道8号・17号・18号・116号などを組み合わせた規制が発表された。

そのため、高速道路の通行止めを確認したからといって、すぐに一般道へ迂回すればよいとは限らない。並行する国道も同時に閉鎖される可能性を考慮し、広域的なルート変更や出発日の延期を検討する必要がある。

通行止め解除は何を基準に判断する?

通行止め解除の判断では、単に雪がやんだかどうかだけではなく、路面の安全性や除雪の進捗が重視される。

例えば2026年1月22日、近畿地方整備局は名神・東海環状道・北陸道・舞鶴若狭道などの予防的通行止めについて、除雪作業を継続しており、降雪状況によっては解除まで時間を要する可能性があると発表した。

一方、NEXCO東日本が公表した磐越道の1月11日の事例では22時、1月24日の事例では13時に通行止めが解除されている。

解除見込みは、作業状況や気象条件によって変わる。最初に発表された解除予定時刻が、そのまま確定時刻になるわけではない。最新の公式発表で、解除予定なのか、解除済みなのかを区別することが大切だ。

【高速道路のリアルタイム交通情報】JARTIC・iHighwayで解除見込みを確認する方法

大雪による通行止めが発生したとき、最初に確認したいのが道路交通情報だ。2026年現在、JARTICとiHighway、NEXCO各社の公式情報を組み合わせることで、規制状況から解除作業の進捗まで確認できる。

1.JARTICは全国の高速道路と一般道を確認できる

JARTIC(公益財団法人日本道路交通情報センター)は、高速道路・都市高速道路・一般道路の交通情報を提供している。

公式の道路交通情報マップでは、24時間、5分更新で情報が提供されており、全国の道路状況を確認できる。

確認する際は、次の手順が基本となる。

  1. JARTICの道路交通情報マップを開く。
  2. 高速道路図から対象地域を選ぶ。
  3. 走行予定の高速道路やIC間を確認する。
  4. 通行止め、入口閉鎖、冬用タイヤ装着、チェーン規制などの表示を確認する。
  5. 必要に応じて一般道路の交通規制も確認する。

JARTICの利点は、高速道路だけでなく一般道の通行止めや渋滞も確認できることだ。大雪時には、迂回先の国道や県道が通行可能かどうかも重要になる。

2.iHighwayは通行止め解除メールや作業情報が便利

iHighway(アイハイウェイ)は、全国の高速道路の交通情報を提供するサービスだ。パソコンやスマートフォンのブラウザ、専用アプリから利用できる。

主な機能は以下のとおり。

  • 交通状況マップ:通行止めや渋滞などを地図上で確認できる。情報は5分更新。
  • 通行止め解除メール:登録した区間の通行止めが解除された際に通知を受け取れる。
  • 通行止作業情報:通行止め解除に向けた作業状況を確認できる。NEXCO西日本エリア独自のサービス。
  • ライブカメラ:高速道路やSA・PAの状況を画像で確認できる。画像は5~10分更新。
  • ルート検索:走行予定のルートに発生している交通規制や所要時間を確認できる。
  • マイルート:よく利用する区間を登録し、通行止めや事故渋滞などの通知を受け取れる。

冬季には、チェーン規制の開始・解除や冬用タイヤ装着の必要性に関するメール通知も利用できる。

特に便利なのは、解除メールと作業状況の確認だ。通行止めの解除を何度も手動で調べる必要がなく、登録区間に動きがあった際に情報を受け取れる。

なお、iHighwayの交通状況マップはJARTIC提供の情報を利用している。両サービスの地図情報を独立した別々の観測結果として扱うのではなく、iHighway独自の作業情報や通知機能を補完的に活用するのがよい。

3.NEXCO各社の公式発表・公式SNSも確認する

通行止めの実施予定や解除見込みを調べるなら、道路を管理するNEXCOの公式発表も欠かせない。

  • NEXCO東日本:公式サイト、ドラぷら、ドラとら、公式SNSなどで交通規制や雪道情報を確認する。
  • NEXCO中日本:公式ドライバーズサイトで交通情報や冬季の道路規制を確認する。
  • NEXCO西日本:リアルタイム交通情報とiHighwayで通行止めや雪道情報を確認する。

NEXCO西日本のiHighwayでは、冬季限定の雪道情報も提供される。通常、11月中旬から翌年4月中旬までの期間に、雪道に特化した交通情報や現在の天気・路面状況を確認できる。

また、通行止めの可能性がある段階で事前発表される場合もある。大雪予報が出たら、実際に通行止めが始まるまで待つのではなく、各社の重要なお知らせを先に確認したい。

解除見込みを調べるときの注意点

情報を見るときは、次の3点を必ず確認しておきたい。

  • 発表時刻:情報が何時時点のものなのか。
  • 対象区間:上下線の両方なのか、特定方向だけなのか。
  • 解除の状態:解除予定・解除見込み・解除済みのどれに該当するのか。

とくに大雪時は、気象状況の変化で規制区間が拡大したり、解除時刻が後ろ倒しになったりする。古いニュース記事やSNSの転載情報だけで出発を判断するのは避けたい。

【冬用タイヤ規制とチェーン規制】スタッドレスタイヤだけで通行できる?

高速道路の大雪通行止めを避けるためには、冬用タイヤとタイヤチェーンの違いを理解しておく必要がある。

特に間違えやすいのが、冬用タイヤ規制とチェーン規制の違いだ。どちらも雪道の安全を確保するための規制だが、必要な装備は同じではない。

冬用タイヤ規制とは

冬用タイヤ規制は、積雪や凍結がある道路を安全に通行するため、滑り止め装置を装着していない車両の通行を制限するものだ。

スタッドレスタイヤやスノータイヤなどの冬用タイヤを装着していれば通行できる場合がある。チェーンなどの滑り止め装置も対象となるが、具体的な装着条件は地域や規制内容によって異なる。

NEXCO西日本は、スタッドレス表記またはスノーフレークマークのある冬用タイヤを全輪に装着するよう案内している。タイヤの溝の減り具合など、使用状態の確認も必要だ。

チェーン規制とは

チェーン規制は、異例の大雪などで特に危険な状況になった際、タイヤチェーンを装着した車両に通行を限定する規制だ。

スタッドレスタイヤを装着していても、チェーンを装着しなければ通行できない。ここが冬用タイヤ規制との大きな違いになる。

規制区間では、指定された駆動輪などに適切なチェーンを装着する必要がある。車種によって取り付け位置が異なるため、4WD車を含め、必ず車両の取扱説明書と現地の規制案内を確認したい。

冬用タイヤとチェーンの比較

  • 冬用タイヤ規制:冬用タイヤなどの滑り止め装置が必要。スタッドレスタイヤで通行できる場合がある。
  • チェーン規制:冬用タイヤだけでは通行できず、タイヤチェーンの装着が必要。
  • 通行止め:装備の有無にかかわらず、対象区間を通行できない。

つまり、スタッドレスタイヤを装着していれば、どんな大雪でも高速道路を走れるというわけではない。

タイヤチェーンは事前に準備しておく

チェーンは、必要になってから購入するのではなく、降雪シーズン前に車両に適合する製品を用意しておきたい。

NEXCO西日本は、チェーンのサイズ確認や事前の装着練習を推奨している。雪の降る寒い場所で初めて取り付けようとすると、作業に時間がかかるためだ。

また、本線上でのチェーン装着は大変危険である。チェーン装着の案内が出た場合は、最寄りのSA・PAや指定されたチェーン着脱場を利用する。

FF車は前輪、FR車は後輪が基本となるが、4WD車は車両の構造によって異なる。購入したチェーンがタイヤサイズや車両に適合するかも確認しておきたい。

【プロの結論】立ち往生・大規模車両滞留を防ぐための出発判断と迂回対策

高速道路の大雪通行止めに遭遇したとき、最も重要なのは、解除を待つことよりも、そもそも危険な状況に入らない判断だ。

2026年のNEXCO各社の発表からも、道路管理者が予防的通行止めを重視していることが分かる。大雪が予測される地域では、通常のドライブ計画をそのまま実行するのではなく、出発時刻や経路そのものを見直す必要がある。

出発を延期したほうがよいケース

  • 利用予定の高速道路で予防的通行止めの可能性が発表されている。
  • 大雪特別警報や大雪に関する緊急発表が出されている。
  • 高速道路と並行する国道も同時通行止めになる可能性がある。
  • 冬用タイヤやチェーンなど、必要な装備が不足している。
  • 目的地までのルートで吹雪や視界不良が予想されている。

こうした条件に当てはまる場合は、無理に出発せず、予定変更や延期を優先するのが現実的だ。

どうしても移動する場合の準備

仕事や緊急の用事などで移動が避けられない場合は、冬用タイヤとチェーンのほか、車内に備蓄品を用意しておきたい。

  • 飲料水と非常食
  • 防寒着、毛布、手袋
  • スマートフォン用モバイルバッテリー
  • 十分な燃料
  • 雪かき用スコップ
  • 懐中電灯や携帯トイレ

これらは、通行止めや大規模な車両滞留に巻き込まれた場合の備えになる。NEXCO東日本や国土交通省も、大雪時の外出自粛や食料・水・燃料の準備を呼びかけている。

迂回ルートは高速道路と一般道をセットで確認する

通行止めが発生した場合、カーナビが示す最短ルートに従えば必ず目的地に到着できるとは限らない。

並行する国道や主要地方道も閉鎖される可能性があるため、JARTICで一般道の規制状況を確認し、NEXCOの公式情報で高速道路の規制区間を照合することが重要だ。

迂回する場合は、雪の多い山間部を避けた広域ルートを検討する。ただし、別ルートも安全とは限らない。規制の拡大が見込まれる場合は、迂回そのものを中止する判断も必要になる。

運転中に情報を確認する場合の注意

JARTICやiHighwayは便利だが、運転中にスマートフォンを操作したり、画面を注視したりすることは危険であり、道路交通法でも禁止されている。

出発前に情報を確認するか、同乗者に操作を依頼する。走行中に確認する必要が生じた場合は、SA・PAなど安全な場所に停車してから利用したい。

物流事業者やトラック運転手も同様で、荷主を含めて運行計画の変更や運休を早めに検討することが、大規模な立ち往生の予防につながる。

2026年の雪道対策で重視したいのは、通行止めを避けるために無理をするのではなく、通行止めの可能性がある時点で移動計画を変えることだ。これが安全面でも、結果的に移動時間や物流への影響を抑える面でも合理的な判断になる。

【高速道路の大雪通行止め】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:高速道路の大雪通行止めは、解除見込みをどこで確認できますか?
A1:JARTICの道路交通情報マップ、iHighwayの通行止作業情報や解除通知、NEXCO各社の公式サイト・公式SNSで確認できます。特にNEXCO西日本エリアでは、iHighwayの作業情報が便利です。解除予定時刻と実際の解除時刻は異なる場合があるため、最新の更新時刻も確認してください。

Q2:スタッドレスタイヤを装着していれば、大雪時も高速道路を走れますか?
A2:必ずしも走れるわけではありません。冬用タイヤ規制ではスタッドレスタイヤで通行できる場合がありますが、チェーン規制ではスタッドレスタイヤを装着していてもチェーンが必要です。また、通行止め区間は装備に関係なく通行できません。

Q3:高速道路が大雪で通行止めになったら、一般道へ迂回すればよいですか?
A3:一般道も同時に通行止めになる場合があるため、必ずしも迂回できるとは限りません。JARTICで一般道の規制状況を確認し、NEXCOの最新情報と照らし合わせてください。安全な迂回路が確保できない場合は、出発の延期や移動の中止を検討しましょう。

まとめ:2026年の大雪通行止めは最新情報と早めの判断が鍵

2026年の高速道路では、北陸道・関越道・上信越道・磐越道・道央道などで大雪による通行止めや予防的通行止めが実施された。NEXCO東日本の2025年度冬期資料では、雪による通行止めが495回に達し、前年度より約85%増加したことも明らかになっている。

通行止めの解除見込みを知りたい場合は、JARTICで全国の道路規制を確認し、iHighwayで作業状況や解除通知を利用する。さらに、NEXCO各社の公式発表を確認すれば、規制の拡大や解除に関する情報を把握しやすくなる。

雪道を走行する際は、スタッドレスタイヤを全輪に装着し、タイヤチェーンを携行することが基本だ。冬用タイヤ規制とチェーン規制の違いも理解しておきたい。

2026年11月から始まる冬期の高速道路利用でも、大雪予報が出た段階で交通情報を確認し、必要に応じて出発を延期する判断が求められる。通行止めの解除を待つより、危険な道路に入らないことが、自分と同乗者、そして道路を利用するすべての人を守る最善の雪道対策となる。

主な根拠資料(2026年公表の公式資料)

- NEXCO東日本・2026年4月22日「令和7年度の雪氷対策状況」および冬期実績。
- 国土交通省・2026年1月21日の北陸地方における予防的通行止め発表。
- NEXCO西日本・2026年1月2~3日の大雪通行止めと解除発表。
- JARTIC・iHighwayの交通情報提供仕様、NEXCO各社の雪道安全案内。