【歴代選挙結果】2012年から2026年までの当選・落選の変遷

目次

杉田水脈氏の政治家としての経歴を振り返ると、最初から自民党の議員だったわけではありません。

2012年に日本維新の会から衆院選に出馬し、比例復活で初当選。その後、次世代の党を経て自民党に移り、2017年と2021年には比例中国ブロックで当選しました。

杉田水脈氏の選挙履歴

杉田水脈選挙結果

- 2012年・第46回衆院選:当選
- 日本維新の会から兵庫6区に出馬。
- 小選挙区では敗れたものの、比例近畿ブロックで初当選。

- 2014年・第47回衆院選:落選
- 次世代の党から兵庫6区に出馬。
- 小選挙区、比例代表ともに議席を獲得できず。

- 2017年・第48回衆院選:当選
- 自民党公認で比例中国ブロックから出馬。
- 2回目の当選。

- 2021年・第49回衆院選:当選
- 自民党公認で比例中国ブロックから出馬。
- 3回目の当選。

- 2024年・第50回衆院選:出馬見送り
- 政治資金不記載問題による党内処分などを背景に立候補を見送る。

- 2025年・第27回参院選:落選
- 自民党公認で比例代表から出馬。
- 個人得票数77,040票。

- 2026年・第51回衆院選:落選
- 自民党公認で大阪5区から出馬。
- 48,051票を獲得したが、比例復活もならず。

2017年と2021年の当選が意味するもの

杉田氏が自民党から出馬するようになった背景には、政治活動上の転機がありました。

本人の公式プロフィールでは、政治から一度離れて言論活動に専念していた時期に、櫻井よしこ氏から自民党での出馬を勧められたこと、安倍晋三氏と会ったことなどを再び政治の道に進むきっかけとして紹介しています。

2017年と2021年の選挙では、比例中国ブロックの自民党候補として当選しました。

ただし、この2回の当選は小選挙区で有権者から直接選ばれたものではなく、比例代表制度によるものです。

2026年の大阪5区での戦いは、過去の比例代表中心の選挙とは異なり、特定地域の有権者から直接支持を得る必要がある選挙でした。

この違いは、杉田氏の選挙結果を比較する際に押さえておきたいポイントです。

【2025年参院選の結果】77,040票を獲得しても落選した理由

2026年の衆院選を理解するうえで、前年の参院選も重要です。

杉田氏は2025年7月20日投開票の第27回参議院議員通常選挙に、自民党公認の比例代表候補として出馬しました。

この選挙での個人得票数は77,040票でした。

中日新聞の参院選候補者別集計でも、杉田氏の得票数は77,040票と掲載されています。

参院選ではなぜ当選できなかったのか

参議院の比例代表選挙は、政党の得票数によって配分される議席数と、候補者個人の得票数などによって当選者が決まる制度です。

杉田氏は自民党の比例候補として77,040票を獲得しましたが、当選者には届きませんでした。

毎日新聞の2025年7月21日の報道でも、杉田氏の落選が確実になったと伝えられています。

背景には、次のような政治的課題がありました。

- 安倍派の政治資金不記載問題による党内処分。
- アイヌ民族や在日コリアンに関する過去の投稿をめぐる批判。
- 法務局による人権侵犯認定をめぐる議論。
- 自民党の政治姿勢や候補者選定への有権者の評価。

参院選では全国の有権者を対象に支持を集める必要があり、2026年の大阪5区とは選挙の仕組みが異なります。

2025年の参院選で落選した後、2026年には再び衆議院選挙への挑戦を選んだことは、杉田氏の政治活動における大きな転換点でした。

【自民党公認の経緯】2024年の出馬見送りから2026年の大阪5区へ

杉田氏の選挙履歴で注目されるのは、2024年の衆院選を見送った後、2025年の参院選、2026年の衆院選と続けて国政選挙に挑戦したことです。

2024年は自民党の公認調整で出馬を見送り

2024年10月、自民党は衆院選の候補者選定を進めていました。

杉田氏については、山口県連が比例中国ブロックの候補として公認を申請していたものの、政治資金不記載問題を受けて党本部は慎重な対応を取りました。

最終的に杉田氏ら3人は出馬を辞退しました。

当時の自民党幹事長は、本人たちが辞退したことについて、反省の態度を示したものだとの趣旨を説明しています。

2026年1月、突然の大阪5区出馬が決定

状況が変わったのは2026年1月です。

自民党は同月22日、衆院選の第2次公認候補13人を発表し、大阪5区に杉田氏を擁立しました。

この選挙区では、公明党が新党結成に伴って候補者擁立を見送ったことなどを受け、自民党が独自候補を立てる構図になりました。

日刊スポーツの報道によると、杉田氏は党本部に呼ばれ、その場で大阪5区からの出馬を打診されたと説明しています。

本人は自身の公式Xで、突然の打診に驚きながらも出馬を決意したと発信していました。

今回の選挙は、杉田氏にとって従来の比例中国ブロックから大阪5区への転換でもありました。

過去の選挙実績をそのまま引き継ぐことができない、新しい地域での挑戦だったのです。

【2026年11月現在】杉田水脈の政治活動と今後の選挙出馬の可能性

2026年11月1日現在、杉田氏は衆議院議員ではなく、元衆議院議員として政治活動や情報発信を続けています。

国会議員としての議席は失いましたが、政治活動そのものを終了したわけではありません。

現在の主な政治活動

杉田氏の公式サイトでは、2026年10月にも複数の活動が紹介されています。

確認できる活動には次のものがあります。

- 2026年10月14日:台湾有事について解説する動画を公開。
- 2026年10月4日:パラオ視察に関する動画を紹介。
- 2026年10月30日:ChannelAJERの政経セミナーに登壇。
- 2026年11月28日予定:札幌市で国内外の情勢をテーマにした特別講演会を開催予定。

これらは本人の公式サイトに掲載されている活動情報です。

政治的な発信、講演活動、国内外の情勢に関する解説など、国会議員とは異なる立場から活動を継続していることが分かります。

今後、衆議院選挙に再出馬する可能性は?

今後の再出馬については、2026年11月1日時点で次の衆院選への正式な立候補表明は確認できません。

ただし、2026年2月8日の選挙後、杉田氏は支援者の前で今後について次のように述べたと神戸新聞が報じています。

「このまま大阪5区で挑戦を続ける」

この発言は、落選後も大阪5区で政治活動を続ける意向を示したものです。

もっとも、地元で活動を続けることと、次回選挙への正式な出馬決定は別の話です。

今後の動向を判断するには、次の3点が重要になります。

1. 大阪5区での活動継続:選挙区内で支持基盤をどこまで築けるか。
2. 自民党の公認方針:次回の国政選挙で党から公認を得られるか。
3. 政治的信頼の回復:政治資金問題や過去の発言をめぐる批判にどう向き合うか。

現時点では、再出馬を断定することはできませんが、本人が大阪5区での挑戦継続に言及している点は注目されます。

【プロの結論】杉田水脈の選挙結果から読み解く政治家としての課題

杉田水脈氏の選挙結果を2012年から2026年まで追うと、政治家としての強みと課題がはっきり見えてきます。

杉田氏は、2012年に比例復活で初当選し、2017年と2021年にも比例代表で議席を獲得しました。国政で3期の経験を持つ政治家です。

一方、2025年の参院選では77,040票を獲得しながら落選。2026年の衆院選でも大阪5区で48,051票を獲得したものの、比例復活を果たせませんでした。

ここから読み取れる重要なポイントは3つあります。

第一に、政治家としての知名度と地域での支持基盤は別物だということです。

全国的に名前が知られていても、新しい選挙区で安定した票を獲得できるとは限りません。大阪5区では、地元で継続して活動してきた梅村氏が優位に立ちました。

第二に、比例代表での当選経験が、将来の議席獲得を保証するわけではないということです。

比例代表は政党の議席配分や名簿順位、惜敗率などが関係します。小選挙区とは異なる仕組みであり、過去に比例で当選した経験があっても、次の選挙で同じ結果になるとは限りません。

第三に、政治家にとって説明責任と信頼回復は長期的な課題だということです。

政治資金の不記載問題や人権をめぐる議論は、選挙が終わったからといって政治的評価から消えるものではありません。政策や主張だけでなく、過去の問題への対応も有権者の判断材料になります。

杉田氏の今後を評価する際は、発信の量や知名度だけでなく、地域での活動実績、政策の具体性、説明責任への対応を合わせて見る必要があります。

【杉田水脈の選挙結果】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:杉田水脈氏は2026年の衆議院選挙で当選しましたか?

A1:当選していません。2026年2月8日の衆院選で大阪5区から出馬し、48,051票を獲得しましたが、梅村聡氏の93,472票に及ばず落選しました。比例近畿ブロックでも復活当選できませんでした。

Q2:杉田水脈氏と梅村聡氏の得票差はいくらですか?

A2:45,421票です。梅村氏が93,472票、杉田氏が48,051票を獲得しました。

Q3:杉田水脈氏は2025年の参議院選挙にも出馬しましたか?

A3:出馬しています。2025年7月の参院選で自民党公認の比例代表候補となり、77,040票を獲得しましたが落選しました。

Q4:杉田水脈氏は今後、選挙に再出馬する予定ですか?

A4:2026年11月1日時点で、次回選挙への正式な出馬発表は確認できません。ただし、2026年の衆院選後には大阪5区で挑戦を続ける意向を示したと報じられています。

まとめ:杉田水脈の選挙結果と今後の政治活動を見守るポイント

2026年の第51回衆議院議員総選挙で、杉田水脈氏は大阪5区から自民党公認で出馬し、48,051票を獲得しました。

しかし、梅村聡氏との差は45,421票。比例近畿ブロックでも議席を獲得できず、国会議員への復帰は実現しませんでした。

過去には2012年、2017年、2021年の衆院選で計3回当選した実績があります。一方、2025年の参院選、2026年の衆院選と連続して落選しており、政治的な信頼回復と地域での支持基盤づくりが今後の課題です。

現在は講演や動画配信などを通じて政治活動を続けています。大阪5区での挑戦継続にも言及しており、今後の動向が注目されます。

杉田水脈氏の政治的な評価を考える際には、選挙結果だけでなく、政策、政治資金問題への対応、過去の発言をめぐる説明、そして地域での活動実績を総合的に確認することが大切です。