ワールドカップバレー2026は開催なし?2027年の日程・日本代表の組み合わせを徹底解説
ワールドカップバレーは2026年に開催されるのでしょうか。2026年11月現在、国際バレーボール連盟(FIVB)の大会スケジュールでは、男女の次回大会は2027年に予定されています。しかも、2027年大会は従来の「バレーボール世界選手権」が名称変更され、新たに「FIVBバレーボールワールドカップ」として実施される節目の大会です。
注目を集めているのが女子日本代表の組み合わせです。2026年10月26日に行われた抽選の結果、日本はF組に入り、ロシア、アルゼンチン、ブルガリアと対戦することが決まりました。一方、男子日本代表も2027年大会への出場権を獲得しており、開催地ポーランドで世界の強豪と争います。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年の開催有無:2026年に新名称のワールドカップは開催されず、次回大会は2027年。隔年開催への移行によるもの。
- 2027年の日本代表:男子はポーランド大会への出場が決定。女子はアメリカ・カナダ大会のF組でロシア、アルゼンチン、ブルガリアと対戦する。
- 大会方式:男女とも32カ国・8組で予選を実施し、各組上位2チームがラウンド16へ進出する。
- 開催地:男子はポーランド、女子はアメリカとカナダの共同開催。
- 五輪への影響:2027年大会の上位3チームのうち、未獲得国にロサンゼルス2028オリンピックの出場枠が与えられる。
【2026年は開催されない?】ワールドカップバレーの名称変更と大会の最新事情

2026年にワールドカップバレーが開催されない理由は、大会の開催周期と名称変更にあります。大会そのものが中止になったわけではありません。
2027年から世界選手権がワールドカップに名称変更
2026年3月5日、FIVBは重要な大会改革を発表しました。これまで「FIVBバレーボール世界選手権」として開催されてきた男女の主要国際大会を、2027年大会から「FIVBバレーボールワールドカップ」と呼ぶことを決定したのです。
この名称変更はFIVB理事会の承認を受けたもので、単なる大会名の変更にとどまりません。2025年大会から導入された32カ国制と隔年開催の新方式を引き継ぎ、国際バレーボール界の最上位大会として位置づけられています。
従来の世界選手権は原則4年に1度の開催でしたが、2025年以降は2年に1度の開催へ移行しました。そのため、2025年に続く次の大会が2027年となり、2026年は開催年に該当しません。
2026年はバレーボールの国際大会がないわけではない
注意したいのは、2026年に国際大会が開催されないという意味ではないことです。
2026年には、男女それぞれ18カ国が参加するバレーボールネーションズリーグ(VNL)が開催されました。また、ロサンゼルス2028オリンピックの出場権に関係する大陸選手権も重要な大会として実施されています。
つまり、2026年はワールドカップの開催年ではないものの、日本代表にとっては世界ランキングや五輪出場権を左右する重要なシーズンです。
今回の変更を理解するうえでは、旧ワールドカップ、世界選手権、2027年からの新名称を混同しないことが大切です。
【2027年大会の日程・開催地】男子はポーランド、女子は北米で開催
2027年大会は男女で開催地と開催期間が異なります。男子はヨーロッパの強豪国ポーランド、女子はアメリカとカナダが共同開催国です。
女子大会は2027年8月20日から9月5日まで
2027年FIVB女子バレーボールワールドカップは、2027年8月20日から9月5日までの17日間にわたって開催されます。
女子大会の開催都市は次の5都市です。
- オマハ(アメリカ・ネブラスカ州)
- オーランド(アメリカ・フロリダ州)
- アナハイム(アメリカ・カリフォルニア州)
- モントリオール(カナダ・ケベック州)
- ケベックシティ(カナダ・ケベック州)
予選ラウンドとラウンド16はオマハ、オーランド、モントリオール、ケベックシティで行われます。準々決勝以降の決勝ラウンドはアナハイムに集約され、9月5日にホンダ・センターで決勝が開催される予定です。
女子日本代表が所属するF組の試合会場は、アメリカのオマハにあるCHIヘルス・センター・アリーナです。
男子大会は2027年9月10日から26日まで
男子大会はポーランドで開催され、開催期間は2027年9月10日から9月26日までです。
開催都市は以下の5都市です。
- グダニスク
- カトヴィツェ
- ウッチ
- オルシュティン
- クラクフ
予選ラウンドはグダニスク、カトヴィツェ、ウッチ、オルシュティンで行われ、準決勝とメダルを懸けた試合はクラクフのTAURONアリーナが舞台となります。
男子の組み合わせ抽選会は、2026年12月3日にポーランドのヴィエリチカ岩塩坑で開催される予定です。2026年11月1日時点では、抽選の開始時刻などの詳細は今後の発表を待つ段階です。
男女とも32カ国が参加する大会ですが、開催国や日程は別々です。ポーランド、アメリカ、カナダの3カ国が一つの大会を共同開催するわけではなく、男子と女子で開催地が分かれています。
【日本代表の出場国・組み合わせ】女子F組はロシア、アルゼンチン、ブルガリアと対戦
日本代表にとって、2027年大会は男女ともに重要な国際舞台です。男子は出場32カ国が確定し、女子も出場国と予選組み合わせが決まりました。
男子日本代表の出場が決定!全32カ国を紹介
日本バレーボール協会は2026年10月20日、男子日本代表が2027年大会への出場権を獲得したことを発表しました。
出場国は開催国のポーランドと前回優勝国のイタリアに加え、各大陸選手権の上位3チーム、FIVB世界ランキングによる選出チームで構成されています。
2027年男子大会の出場32カ国
開催国・前回優勝国
ポーランド、イタリア
アジア
日本、イラン、韓国
アフリカ
チュニジア、カメルーン、アルジェリア
ヨーロッパの大陸予選通過国
フランス、フィンランド、スロベニア
南米
ブラジル、アルゼンチン、チリ
北中米カリブ海地域
アメリカ、カナダ、キューバ
FIVB世界ランキングによる出場国
ブルガリア、ドイツ、ウクライナ、ベルギー、トルコ、セルビア、チェコ、ギリシャ、ルーマニア、オランダ、メキシコ、プエルトリコ、デンマーク、エジプト、エストニア
これで男子の参加国32チームがすべて確定しました。日本はアジア選手権で上位3チームに入り、出場権を獲得しています。
なお、男子の予選グループは11月1日時点では未決定です。12月3日の抽選会によって対戦相手と組み合わせが明らかになる見込みです。
女子日本代表はF組!4カ国の顔ぶれが決定
女子日本代表の組み合わせ抽選会は、2026年10月26日にアメリカのロサンゼルスで実施されました。
その結果、日本はF組に入り、ロシア、アルゼンチン、ブルガリアと同組になりました。
F組の4カ国は次のとおりです。
- 日本:アジアを代表する強豪国。2026年10月2日時点のFIVB世界ランキングは6位。
- ロシア:ランキング11位。高い身体能力と攻撃力を持つヨーロッパの強豪。
- アルゼンチン:ランキング20位。南米から出場するチーム。
- ブルガリア:ランキング29位。ヨーロッパの代表として出場する。
日本はF組のランキング上位国として予選に臨みますが、ロシアとの対戦は特に注目されるカードです。アルゼンチン、ブルガリアも決して油断できない相手であり、初戦から確実に勝ち星を積み重ねることが求められます。
女子大会の全8グループと開催地
女子大会の組み合わせはA組からH組までの8グループです。各組の顔ぶれと開催都市を整理すると、次のようになります。
| グループ | 出場国 | 開催都市 |
|---|---|---|
| A組 | イタリア、ベルギー、コロンビア、プエルトリコ | オマハ |
| B組 | ブラジル、チェコ、ケニア、韓国 | オーランド |
| C組 | トルコ、ドミニカ共和国、フランス、エジプト | ケベックシティ |
| D組 | アメリカ、タイ、メキシコ、ギリシャ | オーランド |
| E組 | ポーランド、ドイツ、スロベニア、キューバ | モントリオール |
| F組 | 日本、ロシア、アルゼンチン、ブルガリア | オマハ |
| G組 | カナダ、セルビア、ウクライナ、カメルーン | モントリオール |
| H組 | 中国、オランダ、スウェーデン、スイス | ケベックシティ |
抽選ではFIVB世界ランキング上位16チームを基準に配置する方式が採用されました。また、共同開催国のアメリカとカナダが準決勝より前に対戦しないよう、決勝トーナメントの異なる側に配置されています。
日本がF組1位で予選を通過した場合はC組2位と、F組2位の場合はC組1位とラウンド16で対戦します。したがって、F組での順位は決勝トーナメントの組み合わせにも直結します。
【32カ国・8組の大会方式】ラウンド16から決勝までの仕組みと五輪出場枠
2027年大会では、男女ともに32カ国が出場します。従来のワールドカップで採用されていた総当たり中心の方式とは異なり、予選グループからノックアウト方式へ進む大会構成です。
予選ラウンドは4カ国による総当たり戦
最初に32カ国を4カ国ずつ8グループに分け、各グループで総当たり戦を行います。
各チームは同じグループに所属する3カ国と対戦し、その成績によって順位が決まります。上位2チームが決勝トーナメントへ進出する仕組みです。
つまり、予選ラウンドを突破できるのは16カ国。グループ3位と4位のチームは、その時点で大会から敗退します。
ラウンド16から一発勝負の決勝トーナメント
予選を通過した16カ国は、ラウンド16からノックアウト方式で優勝を争います。
- 予選ラウンド:32カ国・8グループによる総当たり戦
- ラウンド16:予選上位16カ国による決勝トーナメント開始
- 準々決勝:ベスト8による対戦
- 準決勝:優勝を懸けたベスト4の戦い
- 3位決定戦:準決勝敗退国による銅メダル争い
- 決勝:世界一を決める最後の一戦
この方式では、予選で好成績を残すことに加え、決勝トーナメントで勝ち切る力が必要です。1試合の敗北が優勝の可能性を消してしまうため、選手層の厚さやコンディション管理も勝敗を左右します。
ロサンゼルス2028オリンピックの出場枠も懸かる
2027年大会が従来の世界選手権と大きく異なる点の一つが、オリンピック予選としての役割です。
FIVBと国際オリンピック委員会(IOC)が公表したロサンゼルス2028大会の出場資格制度では、男女それぞれ12チーム、合計24チームがオリンピックのバレーボール競技に参加します。
出場権は主に次の3つのルートで争われます。
- 開催国枠:アメリカに男女各1枠。
- 大陸選手権:2026年の各大陸選手権で最上位となったチームに男女各5枠。
- 2027年ワールドカップ:大会最終順位で上位3チームのうち、まだ五輪出場権を獲得していないチームに男女各3枠。
- 世界ランキング:上記のルートで未出場となっているチームから、ランキング上位の男女各3チーム。
ここで注意したいのは、2027年大会の上位3チームが無条件に五輪へ進めるわけではないことです。すでに出場権を獲得したチームは対象外となり、未獲得国の中から順位に応じて枠が与えられます。
日本代表にとっては、大会で上位を狙うことが世界一への挑戦であると同時に、ロサンゼルスオリンピックへの道を切り開く重要な機会になります。
【歴代優勝国とVNL2026の違い】旧ワールドカップとの関係を整理
ワールドカップバレーを調べる際に混乱しやすいのが、従来のワールドカップと世界選手権の歴史です。2027年から名称が変わるため、過去の優勝国を調べる場合には、大会の系譜を理解しておく必要があります。
旧ワールドカップの歴代優勝国
従来のFIVBワールドカップは、男子が1965年、女子が1973年に始まり、2019年大会まで独立した国際大会として開催されていました。
旧大会の主な優勝国は次のとおりです。
男子大会
- ソ連:1965年、1977年、1981年、1991年
- アメリカ:1985年、2015年
- キューバ:1989年
- イタリア:1995年
- ロシア:1999年、2011年
- ブラジル:2003年、2007年、2019年
女子大会
- ソ連:1973年
- 日本:1977年
- 中国:1981年、1985年、2003年、2015年、2019年
- キューバ:1989年、1991年、1995年、1999年
- イタリア:2007年、2011年
女子大会では中国が5回、キューバが4回の優勝を記録しています。日本も1977年大会で優勝しており、旧ワールドカップの歴史に名を残しています。
男子ではブラジルが2019年大会を制し、女子では中国が同年の優勝国となりました。これが従来の独立したワールドカップの最後の優勝記録です。
2027年大会は世界選手権の歴史を引き継ぐ
2027年からの名称変更で特に重要なのは、旧ワールドカップがそのまま復活するわけではないという点です。
FIVBが名称を変更した対象は、従来のバレーボール世界選手権です。そのため、2027年大会は世界選手権の大会として積み重ねてきた歴史と競技上の位置づけを引き継ぎます。
2025年の世界選手権では男女ともにイタリアが優勝しました。したがって、2027年大会ではイタリアが男女の前回優勝国として連覇を狙います。
過去の旧ワールドカップの優勝記録と、世界選手権の優勝記録は別の大会記録として扱う必要があります。2027年から同じ「ワールドカップ」という名称になっても、歴史的な優勝回数を単純に合算することはできません。
バレーボールネーションズリーグ2026との違い
2026年のバレーボールを語るうえで欠かせないのが、毎年開催されるバレーボールネーションズリーグ(VNL)です。
VNLと2027年ワールドカップは、どちらも各国の代表チームが競う国際大会ですが、参加国数や試合形式、競技上の役割が異なります。
VNL2026の主な特徴
- 男女それぞれ18カ国が参加。
- 予選ラウンドは3週間にわたって実施。
- 各チームは予選で12試合を戦う。
- 予選上位8チームがファイナルラウンドに進出。
- 男女それぞれの優勝国を決定する。
2026年のVNLは、女子の予選が6月3日から7月19日、男子の予選も同じ期間内に行われました。女子ファイナルは7月22日から26日までマカオ、男子ファイナルは7月29日から8月2日まで中国の寧波で開催されています。
一方、2027年ワールドカップは男女32カ国が参加し、8グループの予選を経てラウンド16から決勝トーナメントへ進む方式です。さらに、ロサンゼルス2028オリンピックの出場権が懸かっています。
VNLが年間を通じた代表チームの実力を競うリーグ型大会であるのに対し、ワールドカップは世界一の称号と五輪出場権を争う、より大きな節目の大会といえます。
【ワールドカップバレーに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:ワールドカップバレーは2026年に開催されますか?
A1:2026年に2027年からの新名称によるワールドカップは開催されません。大会は2025年から隔年開催となっており、次回は2027年です。2026年にはVNLや大陸選手権などが開催されています。
Q2:2027年の女子日本代表はどの国と同じグループですか?
A2:F組でロシア、アルゼンチン、ブルガリアと同組です。予選会場はアメリカのオマハです。
Q3:2027年の男子日本代表の出場国はどこですか?
A3:男子日本代表は出場32カ国の一つとして確定しています。ほかにポーランド、イタリア、ブラジル、フランス、アメリカ、イランなどが参加します。男子の組み合わせ抽選は2026年12月3日の予定です。
Q4:2027年大会はいつ開催されますか?
A4:女子は2027年8月20日から9月5日まで、男子は9月10日から9月26日まで開催されます。
Q5:2027年大会は何カ国が参加しますか?
A5:男女それぞれ32カ国です。各4カ国の8グループに分かれて予選を行い、各組上位2チームがラウンド16に進出します。
Q6:2027年大会で上位3位に入ればロサンゼルス五輪に出場できますか?
A6:大会の最終順位で上位3チームに入った国のうち、すでに五輪出場権を獲得していないチームに出場枠が与えられます。上位3チームすべてが無条件で出場できる制度ではありません。
Q7:2027年からワールドカップと世界選手権は別々に開催されますか?
A7:いいえ。従来のFIVBバレーボール世界選手権が2027年からFIVBバレーボールワールドカップに名称変更されます。別々の大会が新設されるわけではありません。
まとめ:2027年ワールドカップバレーは日本代表と五輪への重要な決戦
2026年のワールドカップバレーは開催されませんが、これは大会の中止や消滅ではなく、隔年開催への移行によるものです。2027年からは世界選手権が新たにFIVBバレーボールワールドカップという名称で実施されます。
2027年大会は男子がポーランド、女子がアメリカとカナダで開催され、男女それぞれ32カ国が世界一を争います。男子日本代表は出場権を獲得済みで、女子日本代表はF組でロシア、アルゼンチン、ブルガリアと対戦します。
特に注目したいのは、2027年大会がロサンゼルス2028オリンピックの出場権獲得につながることです。単なる世界ランキング争いや国際大会の一つではなく、次のオリンピックを見据えた大切な勝負の舞台になります。
今後のチェックポイントは、男子の12月3日の組み合わせ抽選、男女日本代表の最終メンバー、そして試合日程の詳細です。女子のF組での戦いと男子のポーランドでの挑戦を追いながら、2027年大会に向けた日本代表の動向に注目しましょう。
主な公式情報源: FIVB、日本バレーボール協会、Volleyball World、アメリカバレーボール協会の2026年発表資料。