【注目選手を徹底解説】黒田朝日・小河原陽琉・塩出翔太の実力と役割

目次

第102回大会の青学を語るうえで外せないのが、黒田朝日、小河原陽琉、塩出翔太の3選手です。それぞれ異なる役割を担い、優勝に大きく貢献しました。

黒田朝日|5区で区間新記録、チームを優勝に導いたエース

青山学院大学箱根駅伝メンバー

5区区間賞・区間新記録

黒田朝日は、地球社会共生学部4年、岡山県の玉野光南高校出身です。第102回大会では、当初の区間エントリーで補欠に登録されていましたが、当日変更によって5区に起用されました。

結果は1時間7分16秒。5区の区間新記録を打ち立て、最優秀選手賞にあたる金栗四三杯と大会MVPも獲得しました。

注目すべきなのは、黒田が単に山登りに強かったという点だけではありません。チームのエースをどの区間に配置するかという監督の判断と、その期待に応えた本人の走りがかみ合ったことです。

第101回大会では2区を担当しており、異なる区間でも結果を残した選手です。第102回大会は大学最後の箱根駅伝で、青学の歴史に残るパフォーマンスを見せました。

小河原陽琉|若手ながら1区を任された期待の選手

2年生・1区出走

小河原陽琉は総合文化政策学部2年、千葉県の八千代松陰高校出身です。

第102回大会では当初補欠登録でしたが、荒巻朋熙に代わって1区を走りました。結果は1時間1分47秒で区間16位。区間順位だけを見ると目立たないものの、チームの最終的な総合優勝を支えた一人です。

小河原は第101回大会にも出場しており、10区を担当した経験があります。2年連続で箱根路を経験したことは、今後のチーム編成を考えるうえでも注目材料です。

2027年の第103回大会では3年生となる世代です。上級生としてチームを支える立場に近づくため、次の箱根駅伝でどの区間を任されるかが見どころになります。

塩出翔太|8区で区間新記録を達成した復路の主力

8区区間賞・区間新記録

塩出翔太は教育人間科学部教育学科4年、広島県の世羅高校出身です。

第102回大会では8区を担当し、1時間3分45秒で区間新記録を樹立しました。5区の黒田朝日に続いて区間記録を更新したことで、青学の強さを復路でも示す結果となりました。

山登りの5区と、平塚から戸塚へ向かう8区ではコースの特徴が異なります。両区間で記録を更新できたことは、青学が山上りのスペシャリストだけでなく、平地でも高い走力を持つ選手をそろえていた証拠です。

塩出は4年生だったため、2027年大会の現役メンバーには含まれません。次のチームにとっては、8区の実績を引き継ぐ選手の育成が一つの課題になります。

佐藤有一|9区で区間賞を獲得した4年生

もう一人、見逃せないのが佐藤有一です。文学部史学科4年、拓大一高校出身で、第102回大会では9区を担当しました。

記録は1時間7分38秒で区間1位。大学公式の優勝報告でも、最初で最後の箱根駅伝で区間賞を獲得し、4年間の競技生活の最後に総合優勝を経験できたことが紹介されています。

黒田や塩出のような区間新記録とは別の形ですが、終盤の9区で区間賞を取ったことは、青学のリードを維持するうえで大きな意味を持ちました。

【2027年・第103回箱根駅伝】青山学院大学のメンバー発表はいつ?

2026年11月1日時点で、第103回箱根駅伝は2027年1月2日(土)に往路、1月3日(日)に復路が開催される予定です。

青山学院大学は第102回大会で総合優勝を果たしたため、第103回大会のシード校として出場します。関東学生陸上競技連盟の大会情報でも開催日は公表されていますが、青学の本戦チームエントリーや区間エントリーの選手名簿は、まだ掲載されていません。

第103回大会のメンバー発表スケジュール

箱根駅伝の登録情報は、一度にすべて公表されるわけではありません。過去の大会では、チームエントリー、区間エントリー、当日変更という段階を経て最終的な出走者が決まっています。



チームエントリー

各大学が本戦に向けて登録する選手。第102回大会では16人以内でした。


区間エントリー

10区間を走る正競技者10人と補欠競技者6人以内を登録します。


当日変更

大会当日に補欠選手と正競技者の交代が行われ、実際に走るメンバーが確定します。

第101回・第102回大会では、チームエントリーが12月10日、区間エントリーが12月29日に公表されました。

そのため、第103回大会でも同じ時期に発表される可能性はあります。ただし、2026年11月1日時点では主催者による第103回の正式な登録日程は確認できておらず、12月10日・29日は確定日ではありません。

2027年の青学で注目したい次世代メンバー

2026年の16人の登録メンバーから、次のチームの構成を考えると、世代交代が重要なテーマになります。

第102回大会の4年生は、荒巻朋熙、宇田川瞬矢、黒田朝日、佐藤有一、塩出翔太の5人でした。このうち4人は実際に本戦を走っています。卒業によって、経験豊富な上級生の戦力が抜けることになります。

一方、2026年大会で出走経験を積んだ下級生には、次のような選手がいます。

- 小河原陽琉:2027年大会では3年生。1区と10区の経験を持つ。
- 飯田翔大:2027年大会では3年生。第102回は2区を担当。
- 折田壮太:2027年大会では3年生。第102回は10区を担当。
- 佐藤愛斗:2027年大会では3年生。第102回は7区を担当。
- 石川浩輝:2027年大会では2年生。第102回は1年生で6区を担当。
- 平松享祐:2027年大会では4年生。第102回は4区で区間3位。

これらの選手は、2026年の登録メンバーの中で次年度も在学する世代です。ただし、2027年の正式な16人に選ばれるか、どの区間を担当するかは別の問題です。新入生や他の現役選手を含めた競争によって、本番のメンバーが決まります。

特に焦点となるのは、黒田朝日が担った5区の山登りと、塩出翔太が記録を残した8区です。実績のある選手が卒業した後、誰がその役割を引き継ぐのか。第103回大会に向けた青学の戦力分析では、この2区間が重要な観察ポイントになります。

【歴代記録と原晋監督】青学はなぜ箱根駅伝で強いのか?

青山学院大学の箱根駅伝における総合優勝は、2026年の第102回大会で通算9回となりました。初優勝は2015年の第91回大会です。

歴代の優勝年度を並べると、継続的に強いチームを作ってきたことが分かります。

- 2015年・第91回
- 2016年・第92回
- 2017年・第93回
- 2018年・第94回
- 2020年・第96回
- 2022年・第98回
- 2024年・第100回
- 2025年・第101回
- 2026年・第102回

2015年から2018年には4年連続優勝を達成。さらに2024年から2026年まで3年連続で総合優勝を果たしました。第102回大会は、青学にとって通算9回目の優勝であり、同一大学による史上初の2度目の3連覇という記録も打ち立てています。

原晋監督の采配に見る青学の強さ

青山学院大学の長距離ブロックを率いる原晋監督は、選手の育成だけでなく、箱根駅伝の区間配置でも注目を集めてきました。

第102回大会で象徴的だったのが、黒田朝日の5区起用です。当初の補欠登録から本番での山登りへの配置変更は、チーム全体の勝利を優先した判断でした。

また、当日変更によって小河原と飯田を往路に投入したことも見逃せません。前年の箱根駅伝経験者と新たな戦力を組み合わせ、区間ごとに役割を与えた編成でした。

第102回大会のチームスローガンは「輝け大作戦」。大学公式の大会報告では、黒田だけに頼るのではなく、選手一人ひとりが力を発揮することを目指したチームの取り組みが紹介されています。

青学の強さを分析する際には、単に5000mや10000mの記録が優秀な選手を集めているかだけでなく、選手の特性に応じて区間を配置できるか、補欠を含めた選手層があるか、そして当日の状況に対応できるかという視点も欠かせません。

歴代メンバーと比較すると見えてくるチームの変化

歴代の青学メンバーを見ると、優勝のたびに主力選手の顔ぶれは変わっています。第102回大会では黒田、塩出、佐藤有一ら4年生が中心的な役割を担いましたが、2027年大会では新たな世代が主役になります。

2015年の初優勝から続く青学の歴史は、同じ選手を固定して勝ち続けるものではありません。卒業する主力の穴を、下級生の成長と新戦力の加入によって補ってきたことが、長期的な強さにつながっています。

2027年大会を見る際には、前回の優勝メンバーが何人残っているかだけでなく、次の主力候補がどの大会で実績を積んできたかにも注目したいところです。

【青山学院大学箱根駅伝メンバー】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:青山学院大学の2026年箱根駅伝メンバーは何人ですか?

第102回大会のチームエントリーは16人です。そのうち10人が実際に出走し、6人は補欠として登録されました。当日変更によって補欠から出走した選手もいます。

Q2:2026年の青学で区間賞を獲得した選手は誰ですか?

黒田朝日が5区、塩出翔太が8区、佐藤有一が9区で区間1位を獲得しました。黒田と塩出は区間新記録も樹立しています。

Q3:黒田朝日は2026年の箱根駅伝で何区を走りましたか?

5区です。当初は補欠登録でしたが、当日変更によって5区に起用され、1時間7分16秒の区間新記録を樹立しました。

Q4:小河原陽琉は2026年の箱根駅伝で何区を走りましたか?

1区です。当初の登録選手だった荒巻朋熙に代わって出走し、1時間1分47秒で区間16位でした。

Q5:青山学院大学の2027年箱根駅伝メンバーは発表されていますか?

2026年11月1日時点では、第103回大会の青学の正式なチームエントリー・区間エントリーは未発表です。過去2大会では12月10日にチームエントリー、12月29日に区間エントリーが公表されましたが、第103回の正式日程は主催者の発表待ちです。

Q6:青山学院大学の箱根駅伝総合優勝は何回ですか?

2026年の第102回大会終了時点で通算9回です。2015年、2016年、2017年、2018年、2020年、2022年、2024年、2025年、2026年に総合優勝しています。

まとめ:青山学院大学の箱根駅伝メンバーは2027年の世代交代にも注目

青山学院大学は第102回箱根駅伝で10時間37分34秒の大会新記録を樹立し、3年連続9回目の総合優勝を達成しました。

2026年の優勝を支えたのは、5区で区間新記録を出した黒田朝日、8区で記録を更新した塩出翔太、9区で区間賞を獲得した佐藤有一をはじめとする16人の登録メンバーです。特に、当日変更で起用された小河原陽琉や飯田翔大の活躍は、青学の選手層の厚さを示しました。

一方、2027年の第103回大会では、黒田や塩出ら4年生の卒業を受けて、新しいチーム編成が焦点になります。小河原、飯田、折田、佐藤愛斗、石川らの成長に加え、新たな戦力がどのように加わるかが見どころです。

第103回大会の正式なメンバーを確認する際は、チームエントリー、区間エントリー、往路・復路の当日変更を分けて見ることが大切です。登録された16人と実際に走る10人は必ずしも同じではありません。

青山学院大学が史上初の2度目の3連覇を達成した2026年。その強さを引き継ぐ新チームが、2027年の箱根路でどのような走りを見せるのか、原晋監督の選手起用とともに注目が集まります。

主な資料:青山学院大学公式サイト、関東学生陸上競技連盟、東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト、日本テレビ箱根駅伝番組公式サイト、日刊スポーツ。