春日山親方の現在は?元関脇・勢の経歴と旧春日山部屋の歴代親方を徹底解説
2026年現在、春日山親方として活動しているのは、元関脇・勢(いきおい)の春日山翔太親方です。本名は東口翔太(とぐち・しょうた)。現役時代は伊勢ノ海部屋に所属し、最高位は関脇。2021年に現役を引退して年寄「春日山」を襲名しました。
現在も伊勢ノ海部屋の部屋付き親方として後進の指導に携わる一方、2026年4月からの日本相撲協会の新たな職務分掌では、広報部の記者クラブ担当に就任しています。一方、かつて存在した春日山部屋は2016年に消滅しており、現在の春日山親方とは別の歴史を持っています。両者の関係を理解するには、年寄名跡と相撲部屋の違いを押さえることが欠かせません。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 現在の春日山親方:元関脇・勢の春日山翔太親方。本名は東口翔太で、伊勢ノ海部屋に所属。
- 2026年の役職:日本相撲協会の広報部・記者クラブ担当。協会公式プロフィールでは委員として掲載。
- 現役時代の実績:最高位は関脇。通算546勝545敗14休、金星5個、敢闘賞4回。
- 旧春日山部屋:元幕内・浜錦が師匠を務めた部屋は2016年に消滅。現在の春日山親方が経営を引き継いだわけではない。
【2026年最新】春日山親方の現在は?所属部屋と現在の役職

春日山親方の現在を知るうえで、まず押さえたいのが所属部屋と日本相撲協会での役割です。
日本相撲協会の公式プロフィールによると、春日山翔太親方は大阪府交野市出身。1986年10月11日生まれで、2026年11月現在40歳です。本名は東口翔太、所属部屋は伊勢ノ海部屋となっています。
2026年は広報部の記者クラブ担当
2026年5月6日付の日刊スポーツの報道によると、春日山親方は同年4月からの新たな職務分掌で、日本相撲協会の広報部・記者クラブ担当に就任しました。
それまで記者クラブ担当は、元大関・貴景勝の湊川親方が務めていました。夏場所からは春日山親方も加わり、2人体制となっています。
記者クラブ担当の主な仕事は、本場所中に記者クラブに常駐し、報道関係者への対応を行うことです。力士の取組結果の記録や、報道陣との連絡・調整なども業務に含まれます。
日刊スポーツの取材に対して、春日山親方は次のように意気込みを語っています。
「しっかり勉強して頑張ります」
また、記者クラブの仕事については、元横綱・鶴竜の音羽山親方から実務を教わったことも報じられています。取組の勝敗を記録する作業や、報道関係者への対応など、実際の業務を学びながら新しい役割に取り組んでいます。
なお、ここで区別したいのが「委員」と「記者クラブ担当」という肩書きです。協会公式プロフィールに掲載されている委員は協会内の役職区分であり、記者クラブ担当は具体的な職務内容を示しています。広報部長に就任したという意味ではありません。
2026年現在の春日山親方は、現役時代の経験を生かした力士指導と、協会の広報業務という2つの役割を担う親方です。
【経歴・成績】元関脇・勢翔太の現役時代を振り返る
春日山親方は、現役時代に「勢翔太」の四股名で活躍した元関脇です。長身を生かした力強い相撲に加え、土俵外で披露する美声でも知られていました。
大阪府交野市出身。2005年に初土俵
1986年10月11日、大阪府交野市に生まれた春日山親方は、小学4年生のころから相撲道場に通い始めました。この道場は、後に元大関・豪栄道となる武隈親方も通っていたことで知られています。
2005年3月場所で初土俵を踏み、当初は本名に由来する「東口」の四股名で出場。その後「勢」に改名し、関取を目指して番付を上げていきました。
十両優勝から関脇へ。着実に番付を上げた16年間
大きな転機となったのは2011年11月場所です。新十両として臨んだ場所で優勝を果たし、翌2012年3月場所には新入幕を達成しました。
その後も幕内で実績を積み重ね、2014年11月場所には新小結、2016年5月場所には新関脇に昇進。最高位は関脇となりました。
日本相撲協会の公式力士プロフィールに掲載されている主な経歴と成績は次のとおりです。
| 項目・時期 | 経歴・実績 | 詳細 |
|---|---|---|
| 1986年10月 | 誕生 | 大阪府交野市出身 |
| 2005年3月 | 初土俵 | 伊勢ノ海部屋から入門 |
| 2011年11月 | 新十両 | 新十両優勝 |
| 2012年3月 | 新入幕 | 幕内力士に昇進 |
| 2014年11月 | 新小結 | 初の三役昇進 |
| 2016年5月 | 新関脇 | 現役最高位に到達 |
| 2021年6月 | 引退発表 | 年寄「春日山」を襲名 |
| 2026年4月 | 職務分掌の変更 | 広報部・記者クラブ担当 |
現役時代の主な成績も注目に値します。
- 生涯戦歴:546勝545敗14休(96場所)
- 幕内戦歴:308勝352敗(44場所)
- 最高位:関脇
- 十両優勝:2回
- 敢闘賞:4回
- 金星:5個
- 幕内優勝:0回
特に金星5個という記録は、横綱を相手に複数回勝利した実績を示しています。日刊スポーツの2021年の引退報道では、白鵬、鶴竜、稀勢の里から金星を獲得したことも紹介されています。
得意技は右四つ・寄り。193センチの長身を生かした相撲
勢の持ち味は、身長193センチという恵まれた体格と、右四つからの寄りでした。
日本相撲協会の公式プロフィールでも、得意技は「右四つ・寄り」とされています。決まり手の傾向では寄り切りが27%、押し出しが21%を占めており、相手を正面から圧倒する取り口が特徴でした。
また、勢は土俵上だけでなく、巡業や花相撲で披露する相撲甚句でも人気を集めました。歌声に定評があり、力士としての実力とは異なる一面でもファンに親しまれていました。
【引退後】春日山親方はなぜ伊勢ノ海部屋に所属している?
春日山親方が現役を退いたのは2021年です。引退後に伊勢ノ海部屋の部屋付き親方となり、後進の育成を続けています。
2021年6月に引退と年寄「春日山」襲名を発表
日本相撲協会は2021年6月21日、元関脇・勢の引退と年寄「春日山」の襲名を発表しました。
引退の背景には、2021年1月場所で負った左手親指の骨折がありました。
勢は同場所の千秋楽で負傷し、入門以来続いていた連続出場記録が1090回でストップ。その後、2月に手術を受けてリハビリに取り組みましたが、3月場所と5月場所を全休しました。
番付も幕下以下へと下がり、最終的には現役生活に区切りをつける決断をしました。
引退後は、長年所属してきた伊勢ノ海部屋に残り、部屋付き親方として後進を指導する道を選びました。
部屋付き親方としての仕事
部屋付き親方とは、相撲部屋に所属し、師匠を補佐しながら力士の指導や育成を担う親方です。必ずしも部屋の経営者や師匠になるわけではありません。
2026年5月の日刊スポーツの取材では、春日山親方が朝稽古でまわしを締め、力士たちに胸を出している様子が紹介されています。
現役時代に培った経験を伝えることは、引退した関取が後進に貢献できる重要な役割の一つです。特に幕内で長く戦った力士には、実際の取組で得た経験や、相手との距離の取り方、立ち合いの感覚など、現場でしか伝えにくい知識があります。
春日山親方の場合、現場での指導を継続しながら、2026年からは記者クラブ担当として協会の対外的な仕事にも携わっています。
現役時代の経験を力士の育成だけでなく、相撲を伝える仕事にも生かしている点が、引退後のキャリアにおける大きな特徴です。
【歴代親方を整理】旧春日山部屋の歴史と消滅の経緯
春日山親方について調べると、しばしば話題になるのが旧春日山部屋の歴史です。
ここで注意したいのは、現在の春日山親方と、かつて春日山部屋の師匠を務めた元幕内・浜錦は別人だという点です。
春日山部屋の歴代師匠と再興の歴史
共同通信のニュース用語解説によると、春日山部屋は1956年に元大関・名寄岩の春日山親方が立浪部屋から独立して再興した歴史を持ちます。
名寄岩の死去後は、弟子の元幕内・大昇が部屋を継承しました。しかし、1990年7月に師匠の定年退職によって部屋は一度消滅します。
その後、元幕内・春日富士が1997年7月に部屋を再興。2012年2月には元幕内・浜錦が引退と同時に部屋を継承しました。
この浜錦こそ、2016年に春日山部屋の師匠辞任をめぐる問題で報道された人物です。
2016年、春日山部屋が消滅した理由
2016年10月、春日山部屋をめぐる問題が表面化しました。
日刊スポーツの2016年10月12日付報道によると、日本相撲協会は臨時理事会を開き、元幕内・浜錦の春日山親方に師匠辞任を勧告しました。
背景にあったのは、年寄名跡証書の引き渡しをめぐる訴訟です。同年8月の一審判決では、証書を所有する対価として1億7160万円の支払いが命じられていました。
また、協会側は、春日山親方が秋場所中に部屋を訪れていなかったことなども問題視し、師匠としての適格性を判断する材料としました。
浜錦の春日山親方は10月19日に辞任勧告を受諾。部屋は追手風部屋の預かりとなり、春日山部屋という名称は消えることになりました。
さらに、日刊スポーツの2016年10月19日付報道では、当時在籍していた力士23人のうち12人の引退届が日本相撲協会に受理されたことも伝えられています。
この出来事は、単に師匠が交代しただけではなく、部屋そのものの運営が終わるという大きな転換点でした。
旧春日山部屋の歴史と現在の春日山親方の違い
両者の関係を整理すると、次のようになります。
- 旧春日山部屋:名寄岩、 大昇、春日富士、浜錦らが師匠を務めた相撲部屋。
- 2016年の春日山親方:元幕内・浜錦。師匠辞任に伴い旧春日山部屋は消滅。
- 現在の春日山親方:元関脇・勢。2021年に年寄「春日山」を襲名し、伊勢ノ海部屋に所属。
つまり、現在の春日山親方は、旧春日山部屋の師匠として部屋を引き継いだわけではありません。年寄名跡「春日山」を襲名した人物であり、所属先は伊勢ノ海部屋です。
年寄名跡と相撲部屋は別の仕組みであるため、同じ「春日山」という名前が使われていても、部屋の運営や所属関係まで同一とは限りません。
【混同に注意】春日山親方について間違えやすい3つのポイント
春日山親方に関する情報には、同じ名前を使う人物や、過去の相撲部屋の情報が混在しています。検索する際は、次の3点を押さえておくと混乱を避けられます。
1. 元関脇・勢と元幕内・浜錦は別人
現在の春日山親方は元関脇・勢です。一方、2016年に春日山部屋の消滅に関係した親方は元幕内・浜錦です。
どちらも春日山親方という名称で報道されているため、過去の記事と現在の情報を同じ人物の経歴として読んでしまうケースがあります。
2. 春日山部屋が現在も存在するわけではない
現在の春日山親方は伊勢ノ海部屋の所属です。旧春日山部屋が2016年に消滅した後、勢がその部屋を再興したという事実はありません。
年寄名跡を襲名することと、その名称を冠する相撲部屋を経営することは別の話です。
3. 記者クラブ担当は広報部長とは異なる
2026年の春日山親方は広報部・記者クラブ担当です。これは本場所での報道対応や記録業務を担う職務であり、広報部全体を統括する広報部長とは異なります。
日本相撲協会の公式プロフィールでは委員と記載されているため、協会内の役職区分と担当業務を分けて理解することが大切です。
【プロの結論】春日山親方の評価は現役実績と引退後の役割から見る
春日山親方の経歴を振り返ると、現役時代の関脇としての実績と、引退後の指導者・協会職員としての活動という2つの側面が見えてきます。
現役時代の546勝という通算成績、5個の金星、4回の敢闘賞は、長期間にわたり幕内で戦い続けた力士としての実績です。特に、1090回の連続出場を記録したことは、安定して土俵に上がり続けたキャリアを象徴しています。
一方、引退後の活動では、伊勢ノ海部屋の部屋付き親方として後進を指導するだけでなく、2026年から広報部の記者クラブ担当という新しい仕事にも取り組んでいます。
この変化は、元関取が引退後に果たす役割の広がりを示すものです。相撲部屋での指導はもちろん、取組結果の記録や報道関係者への対応など、協会運営を支える仕事にも現役時代の経験が生かされています。
また、春日山という名称については、人物と部屋を区別することが最も重要です。過去の春日山部屋の歴史を知ることは大切ですが、2016年に消滅した部屋と、2021年に春日山を襲名した元関脇・勢を同一の師匠として扱うのは正確ではありません。
春日山親方の現在を正しく把握するためには、次の3点を判断基準にするとよいでしょう。
- 人物を確認する:本名が東口翔太で、現役時代の四股名が勢翔太であること。
- 所属を確認する:現在は伊勢ノ海部屋の部屋付き親方であること。
- 役割を確認する:2026年の広報部・記者クラブ担当という職務と、旧春日山部屋の師匠という立場を混同しないこと。
春日山親方の現在に関するよくある質問(FAQ)
Q1:現在の春日山親方は元関脇・勢ですか?
A1:はい。現在の春日山親方は、元関脇・勢翔太です。本名は東口翔太で、2021年6月に現役引退と年寄「春日山」の襲名が発表されました。
Q2:春日山親方は2026年現在、どこの部屋に所属していますか?
A2:伊勢ノ海部屋です。部屋付き親方として力士の指導に携わっています。
Q3:春日山親方の2026年現在の役職は何ですか?
A3:2026年4月からの職務分掌で、日本相撲協会の広報部・記者クラブ担当を務めています。公式プロフィールでは委員として掲載されています。
Q4:春日山親方の現役時代の最高位と成績は?
A4:最高位は関脇です。通算成績は546勝545敗14休、十両優勝2回、敢闘賞4回、金星5個を記録しています。
Q5:春日山部屋は現在も存在していますか?
A5:旧春日山部屋は2016年10月に師匠の辞任を受けて消滅しています。現在の春日山親方は伊勢ノ海部屋に所属しており、旧春日山部屋を経営しているわけではありません。
Q6:2016年に春日山部屋の師匠だった人物は誰ですか?
A6:元幕内・浜錦です。現在の春日山親方である元関脇・勢とは別人です。年寄名跡や部屋をめぐる問題を経て、2016年10月に師匠を辞任しました。
まとめ:春日山親方は元関脇・勢、2026年は広報部でも活躍
2026年現在の春日山親方は、元関脇・勢翔太こと春日山翔太親方です。本名は東口翔太。2021年に引退して年寄「春日山」を襲名し、現在は伊勢ノ海部屋の部屋付き親方として活動しています。
現役時代には最高位関脇まで昇進し、通算546勝、金星5個、敢闘賞4回という実績を残しました。引退後は後進の指導に取り組み、2026年4月からは広報部の記者クラブ担当という新たな職務も担っています。
一方、2016年に消滅した旧春日山部屋の師匠は元幕内・浜錦であり、現在の春日山親方とは別人です。この違いを理解すれば、春日山親方の現在の所属や役職、過去の部屋の歴史を正しく整理できます。
今後は伊勢ノ海部屋での後進育成に加え、記者クラブ担当として大相撲の情報発信を支える活動にも注目が集まります。現役時代の経験をどのように次世代の力士や相撲界全体に還元していくのか、春日山親方の今後の活躍が期待されます。
主な情報確認資料
- 日本相撲協会「春日山翔太・年寄プロフィール」
- 日本相撲協会「引退および年寄襲名のお知らせ」(2021年6月21日)
- 日刊スポーツ「記者クラブ担当になった元関脇勢の春日山親方」(2026年5月6日)
- 共同通信ニュース用語解説「春日山部屋」
- 日刊スポーツ「相撲協会、春日山へ師匠辞任勧告」(2016年10月12日)
- 日刊スポーツ「春日山部屋消滅、力士23人中12人が引退へ」(2016年10月19日)